連続5回の講習会から解放されて、やっと昨日東京都写真美術館へ行ってきました。
まずは「世界報道写真展2013」を見ました。56回目というこの写真展は、世界の戦場、
紛争地の写真が断然多く、余りに悲惨すぎ、正直見たくはないのです。
しかし目をそらすわけにはいかないので我慢して見ます。
http://syabi.com/contents/exhibition/index-1862.html
やはり見た後は疲れました。ロビーでコーヒーを飲みながら30分ほど休み、
もう一つの展示室へ向かいました。
「写真のエステ - 五つのエレメント」です。
「写真の美しさはどこにある?」をテーマとして、美術館のコレクションのなかから、
「光」「反映」「表層」「喪失感」「参照」という五つのエレメントに分けて紹介されています。
http://syabi.com/contents/exhibition/index-1868.html
パンフレットの中から一文を紹介しますと、
『現在一般に普及している「エステ」または「エステティック」という和製語は、全身美容術を
意味しますが、元々は18世紀西洋で生まれた「感性学」(エステティカ(Aesthetica))から
派生しています。「エステ」はたんに人間の身体を美しく変える術だけではありません。
自然界の現象や「私」の外にある様々なものを美しく感じ取る術であり、美しいと感じる「私」の
心と感性を育む術でもありうるはずです。』
なかなか面白い企画でした。特に「光」「反映」「表層」の展示作品は参考になりました。
この「写真のエステ」シリーズは、このあと「写真のエステ - 写真作品のつくりかた」
http://syabi.com/contents/exhibition/index-1866.html
「写真のエステ - コスモス 写された自然の形象(仮称)」
http://syabi.com/contents/exhibition/index-1931.html
と続く予定だそうです。
もう一度パンフから引用しますと、
『「写真」は文字通り「真を写す」と言いますが、写真から「真実」を知ることよりも、「美」の豊かな
広がりを感じ取ることが、時には大切なのではないでしょうか。「写真のエステ」をとおして、
きっと今までと異なる感性のチャンネルが開かれてくることでしょう。』
続く二回も見逃せません。
(お断り:この記事は私の参加しているさるSNSで投稿していますが、ほぼ同文でこちらにも
投稿させていただきました。)
(オクラ)