仙台のMTBショップDimensionの日記

サグをマイナスにしてはいけませんよ。

最近のサスペンションフォークは、伸びきったときのショックを和らげるためと沈み初めを滑らかにするために、長いリバウンドスプリングが内蔵されています。
つまり、ポジティブ側のエアースプリングとネガティブ側のリバウンドスプリングが押し合ってバランスをとっているわけですね。

ここで、ポジティブ側は圧力変更によりスプリングの強さを変えられるのに、ネガティブ側は変えられません。
例えば100mmストロークで使用するとしても、エアー圧が低ければネガティブスプリングに押されて0G状態で短くなりますし、反対に高ければ100mmより長くなります。
普通、エアー圧を著しく低くするとまともに乗れないので、そういう設定にする人はいませんが、走っていてボトムすると不安になり、どんどんエアー圧を高めてしまう人が多いです。
そうすると、0G状態で100mmを大幅に超え、しまいには1G'でも100mm以上になってしまうと言う、サグがマイナス状態になってしまいます。
ここまでやってしまうと、リバウンドスプリングがボトムしてしまい、スプリングがヘタってきてフォークが伸びきったときに、ガツッとショックがきます。
それではコントロールが乱れるし良いことありませんよね。

サグは少なくともプラスになる範囲にしておいた方が良いですよ。

それでも底付してしまうのならば、コンプレッションを強めたり、踏ん張るように特性を変えることで対処できますので、一度ご相談ください。

特にストロークを短くし、ストリートやダートジャンプで使用している人に多い症状です。私はサグはガッチリとっていますが、踏ん張りを強くして、底付しても体に伝わらない程度にしてあります。
ダンピングもスムーズな路面用にかなり強いものに交換しています。
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