幼い子供連れでレースに出るとなると、お父さんだけ楽しんで後はほったらかしという図式になりがちで家庭が冷え込みますので、出来る限り家族への負担をかけないようにすることが非常に重要です。
と、言うわけで、受付締め切りギリギリに着くように出て行って、試走もコースチェックとタイヤの空気圧設定を決めるためだけに走り、極力家族と一緒にいるようにしました。
冬の牧場、、見るべきものもない世界ですから自転車に興味ないと死ぬほど退屈でしょう。
で、肝心のレースですが、ファットタイヤのレーサーが大挙してやってくるものと思っていたら、私を含めたったの2台、後は普通のMTBでした。さすがに26インチはかなり減りましたね。29優勢です。
コースはバッチリ雪が積もっていますが、大部分は綺麗に圧雪されているのでファットバイク不利です。ファットバイクはその圧倒的なグリップと引き換えにとても転がりが重くなりますので、スムーズな路面ではかなり不利になります。
勝負どころはルーズな登りで皆押している部分です。
しかし、皆押しているが故路面がぼこぼこすぎて、こっちだって乗れません。
そして、彼らのタイヤの跡に対して、こちらのタイヤは2倍は太いので、わだちの中を走るのもかなり力を使います。
下りは下りで、皆転ぶようで、穴があちこちに開いており、とてもじゃないけどスムーズに走れません。
全体的には、ファットバイクだからといって有利ではなく、どちらかというと異端者であるが故に走りにくい状況です。
そんな感じですが、レース中どんどんコースは変わっていくでしょうから、臨機応変に上手くやればいいのです。
今回、タイヤの空気圧は驚愕の0.05キロ!です。もう風船くらいの固さでしかありません。乗車しただけでかなり沈みます。しかし、これがルーズな路面での秘策となります。
欠点は普通に漕いだだけで猛烈に重いってことです。パワーを必要とするセッティングです。
こちらがスタートから1周目までの動画です。
本当に全面雪なので、かなり新鮮な体験ですよ。
全カテゴリー混走なので、ちびっ子を追い抜くときは声をかけて抜く方向を教えてやらないといけません。
私は、この後確実に追い上げてどんどん順位を上げたのですが、30分過ぎにとうとう脚が悲鳴を上げつってしまいました。
しばらく動けなかったのですが、何とかピットまで戻って水分補給をして、その後はつらない程度にペースダウンして走ったので、全然駄目でした。
やはりトレーニングせずにテクニックだけでどうにかしようとしても駄目ですね。
今後もレースに出るつもりなら、しっかりからだを作っていかなければなりませんね。
しかしファットバイクはやっぱりこういう状況では最強です。
一周全く降りずにいけましたし、何より下りは他の選手の2倍は速く走れます。
ぼこぼこの穴地帯も無理やり通り抜けることが出来たりと、ファットならではの能力を遺憾なく発揮してきました。
レース直前のモデファイもバッチリでギア比も適正でしたし、変速も雪によって低下したりせず、かなり無理やりな操作でも最後まで確実に変速してました。
タイヤは60tpi最高ですね。ケース剛性が高くなければ0.05kなんて空気圧実現できません。大気圧プラスちょっとだけですからね。それで、あれだけ走れるんだから凄いですよ。
レース後はレストランでジンギスカンを食べながら表彰式、その後は会津まで脚を延ばして日本酒の酒蔵を見学して、昔ながらの製法で作られた酒粕を買ってきました。フルーティでとても美味しい甘酒が出来ました。
こんな感じで、観光ついでにレースに出ようという試みは見事に上手く行きました。
今後、この様なレースが行われればまた参加したいですね。
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