中野時代に戻ったみたいな…☆

コロナ自粛が始まってからというもの、採譜作業や練習に煮詰まるとぷらっと、散歩にでる。
まぁなるべく人とすれ違わないように一応気を遣いながら、ね。

夜中だろうが朝方だろうが、そう、そんな時間はさらに人も居なくてよいのです(笑)。

メロディを紡ぎながら…あるいは、書きかけの譜面のアレンジを反芻して口ずさみながら、時折霧のような雨がまだ残る路地を歩いていると、なんだか、中野に住んでいた頃を思い出すようだよ。。。
東京に出てきて初めて住んだのが、中野。
青梅街道と
中野通りの交わる杉山公園という交差点、そそそ、丸ノ内の新中野駅からすぐ、日の当たらない六畳ひとまのアパート。
風呂なしトイレ共同(笑)。

おっかなかったなあ、いろいろ(笑)。
新聞屋の勧誘はヤーさんだったし、
夜中に突然誰かがアパート中の部屋のドアを叩いて回るし、
ほっといても、カビ生えるし、
そして、壁が青く塗られていて😅💦

それでも毎日の銭湯通いも、
ギリギリの時代で、体験できてよかったこともたくさんあるよ。

夕方になるとお豆腐屋さんのラッパの音、
時折、江戸風鈴を売り歩くおじさん、
誰かが飛ばしたシャボン玉。

受験シーズンは、高校の後輩が一月くらい滞在したり。
辛うじて玄関は共同でなかったけれども、
あんなアパートは、いまはかなり少ないのではないかしら。

大家さんは、評論作家の山本夏彦さんの奥様というかたで…
写真を撮るのが趣味のげんきなおばあちゃんだったよ。
夜中にインロックもたびたびやらかしたりね💦


そういや、
小さな音で弾いていたつもりだったけれど、よく通報されたわ😓💦
苦情を直接言いにくるのでなく、いきなり通報、そして、警察がやってきて…
「いま、ギター弾いてた？弾いてたよね？」
なんて、、、そんなボロアパートだったよ。
だから弾くに弾けずで、よく、湿気た中でもギターかかえて公園に行ったりもしてた(笑)。


その時の空気感とか
湿気感とか
眠く気怠い感とか(笑)

あの、あの感じが、、、思い出されるような(笑)。


劇団時代からの、
関将さんという、古くからの友達〜先輩ギタリストの企画で、いまね、ライブハウスの応援CDを作るというのの第二弾？に一曲入れてもらえないか、と持ちかけられた時、なんにもそういうことやれてないから💦やらせてもらうことにして。
曲作りも、ここ10年くらいとちがって(苦笑)すこしじっくりとりくんでます☆

そうそう、
この、
この感じ。。。
時間がどんどん巻き戻されるようだ☆