ザ・バンドのギタリスト〜ロビー・ロバートソンが旅立った。。。☆

伝説のロックバンドとして、各方面から高い評価を受けてきた、ザ・バンド。

そのギタリストとしてコアなロックファンから深く愛され続けてきた、ロビー・ロバートソン。年齢もそりゃ、相応で、あるのだろうけど…またひとつ、一時代を席巻したロックミュージック文化が歩き去っていった感じね。。ギター弾きとして、めちゃくちゃ影響受けた人でさ…ぼくはザ・バンドは全くリアルタイムじゃないから、ザ・バンドそのものでの彼より、高校の頃めちゃくちゃハマった、ボブ・ディランのプラネットウェイヴス、でのギタープレイだったね、断然。。。プラネットウェイヴスは今でも大好きでよく聴くの。ディラン自身による、ラフな墨絵のようなジャケットも大好き！
クリーントーンのストラトキャスターをそのままアンプに突っ込んだような音色を聴くことができるレコードなんて、ぼくは、これと、ロバート・クレイのアルバムくらいだと思っていたね。。

ハードロックが大好きで憧れてたんだけどさ、速弾きが、もうぼくは全く出来なくて、ダメでね。やり方もわかんないし、弾けないわけ。曲というか、メロディになんない。幸いというか、ハードロックの部類でもブルースベースのハードロックに傾倒していたから、だんだんとルーツを遡っていくうちに、速弾きじゃないプレイにも心奪われるようになっていって、普通にレノンのギターとか、キースのギターとか、好きになっていったのよね。

そんで古いブルースまで遡ってからは、アメリカンルーツぽい音楽がとてもすきになっていって。ボブディランの弾くアコギにも相当あこがれて、よく耳コピしたもんだわ。ディランにハマっていったなかで出会った、この、プラネットウェイヴスというアルバムは、ディランのバックをザ・バンドが全面的にサポートしてレコーディングされた久しぶりのアルバム。

これを聴いてとにかく耳に残ったのが、ディラン自身の曲の良さや歌もさることながら…ロビーのギターだったのよね。。。

全然速くないし、なんならミスタッチみたいな、なんというか…ヘタウマ的な印象すら与える？ようなゴツゴツしたギター。クリーントーンでピッキングハーモニクスを多用したり、ストラトキャスターの線の細い音色をそのままアンプでクリーンに出したり…かなりインパクト強くてさ。ベースはロックンロールとかブルースみたいな、正統派の音楽性だったけれど、独自のフィーリングに溢れててね。最高だったなぁ。。今でも時々、あ、ロビーみたいに弾いてる、なんて思うことあるよ、ウクレレ弾いてても🤣。

当時高校の仲間と遊びで組んでいた、
The Poo
というバンド？(ドラムやベースがなかったから、アコギとエレキギター何本かでやってたね🤣)でもさ、ロビーのプレイを気取ってね、弾いてたよ。。。録音したカセットテープが残っててさ、もろ真似てる🤣💦でも、そうやって覚えていったのよね、ロックスタイルのギタープレイをさ。

 

ストーンズやフェイシズで活躍してる、ロニー・ウッドと、このロビー・ロバートソンは、よく真似してる！って言われたギタリスト筆頭だったよ。。。

たしかに。。。真似してたもんね。

 

…まだそういった古い音楽に遡る前、ロックを聴き出した頃にリアルタイムで発売されたのが、このアルバムだった。なんと、U2がレコーディングに参加してるんだよ！ずいぶん話題になっていたけれど…中学２年のぼーずには、ちょっと大人すぎて⁈よくわかんなかったね、これは。でもだんだんいろんなのを聴くようになって、それこそU2のヨシュアトゥリーとか、焔、とかをプロデュースした、ダニエルラノワと組んで作った、なんてことを知るようになって、初めて興味もって聴いたアルバムだったね、これは。

ギターは派手なプレイはゼロ。だけど、この中の♪ブロークンアロウって、ぶっちぎり美しい曲があってさ。これは好きだったなぁ。。

中学生当時、このおじさん誰だかわかんないし、ほとんど興味なかったのに、小林克也さんのベストヒットUSAって番組でインタビューうけてたの、はっきり覚えていて。

「東西の文化を融合したんだ。面白いだろ？アイリッシュとインディアンの文化の融合だ。」

って、はっきり語っていたの、覚えてるんだよなぁ。。。当時U2は知っていたから、少し興味を持ったのかもしれない。。

 

ぼくらこうして…レコードに刻まれた音の中から先人たちの文化を感じで…受け継いでいってるんだよね、そういうものだと、ぼくは思ってる。少しゆっくりと、時間をかけて耳を傾けてみたら…長い文化の歴史の、断片にたどり着く。派手さはなくても、ぼくはそんな音楽に憧れてるんだよね、今でも。

 

 

長い闘病をされていたとか。

80歳だったそうだ。素敵な音楽を、ギタープレイを…ありがとう✨