てなわけで、鬼子母神「夏市」へ。

さて、荒川線・雑司ヶ谷の駅から歩いて五分位、目指すはお祭り・鬼子母神！朝顔や風鈴の出店がでる、夏の風物詩「夏市」なる催しが、お祭りの正体でした。

蒸し暑かったけれど、賑わってましたね～。

ちゃんとお参りをして、二人で焼そば・お団子・ラムネ。ついついビールが飲みたくなってしまいますが…お酒はほとんど飲まないことにしてまして…我慢。だからラムネ、ね！二人で半分こでちょうどよく。

さて…この雑司ヶ谷・鬼子母神、正確には「鬼」の角がない字が正しいそうです。

安産、子育ての神様。神様、といっても神社ではないのですね。お釈迦様が改心させたという鬼子母神がご本尊です。

…実は今から16年前、アタシはここの境内で、東京に出てきて初めての演劇舞台を経験したのです…。そう、何かとお世話になっている、南林間ラ・スタンザのキャプテン（マスター）サトゥ氏等とともに在籍していた劇団の夏公演が、ここでの野外公演だったわけです。

イントレ組んで何もない境内に舞台を作り、発電機まわして照明を作り音楽を流し、客入れから出し物や飲み物を出し、ふた晩（だったかなぁ？）だけのお祭りを作り、演出したのです…。

今考えると、すごいことをやっていたと思います、その劇団は…。

高校演劇を卒業？？して初めての、また東京に引っ越してきて初めての舞台…何もかもが新鮮で強烈で…。

アタシにとって特別な場所、とはそんな意味だったわけです。この公演の後、慣れない暮らしを始めたこともあったのか…あまりの脱力感からか…三ヶ月程、ひどい鬱（今振り返って考えると）状態に陥ってしまい、ほとんど家から出られず、昼夜逆転の日々となってしまった程、いろんな意味で強烈な体験だったわけですね…。

…参道など、大きな木がたくさん茂って、古い家屋が残っていたりして…しばしタイムスリップしてしまう、不思議空間でもあります。池袋のサンシャインが見える、都会のど真ん中なんだけどね！

ほろ苦いというか何というか…。

サトゥ氏をはじめ、当時演劇で関わった劇団のみなさんとは、いまだにつかず離れずで、何かとおつきあいが続いているのも、何かのご縁ですかね…。そんなこんなで今日はアタシにとっても、楽しい旅になりましたょ！夜は歌いに出かけたし…なんか随分と濃い一日でしたね（あ、もう昨日だけどね）！

どぶゆき。