プロバイダに頼んで、グローバルのIPv6のIPoE接続を開始しました。
これによって、IPoE接続事業者(プロバイダとは別の事業者)から払い出されたグローバルのIPv6アドレスがPCにつくようになりました。
過去に、IPv6 PPPoE接続用にMA-100を購入していたので、もう一台のPCは、PPPoE経由でプロバイダの払い出したIPv6アドレスがついています。
構成図は以下の通りです。
<NGN>--[HGW]--------[ PC ] (IPoE接続)
|
[MA-100]---- [ PC ] (PPPoE接続)
上記の2台のグローバルIPv6アドレスを持ったPC間で通信できるかどうか、ここまで読まれた方わかりますか。
IPoEのPCをPC(IP), PPPoEのPCをPC(PPP)とします。
<質問1> PC(PPP)からPC(IP)はping できるか?
<質問2> 質問1の逆は?
<質問3> PC(PPP)からPC(IP)はtracert(tracerouteのWindowsコマンド)できるか?
<質問4> 質問3の逆は?
<質問5> PC(PPP)からPC(IP)へtelnetできるか?
<質問6> 質問3の逆は?
答えは、
<質問1,3,5> は、「はい」
<質問2,4,6> は、「いいえ」
でした。
理由は、大きく2つ。
(1) MA-100は、NGNの払い出すIPv6アドレスと、
プロバイダの払い出すIPv6アドレスとの間で、IPv6のNATを
行っています。
(2) IPoEの設定をした結果、HGWが受け取るIPv6アドレスは、
NTTのNGNのIPv6アドレスのプレフィックスではなく、
IPoE接続事業者のIPv6アドレスのプレフィックスになります。
この結果、PC(PPP)から、PC(IP)にtelnetした状態で、whoやlastコマンド
でログイン元のPCのアドレスを調べると、PC(IP)と同じプレフィックスの
アドレスになります。上記(2)のNATのためです。NATなので、
<質問1,3,5> は、「はい」となっても、その逆、<質問2,4,6> は、
すべて「いいえ」になるのは当たり前です。
PC(PPP)とPC(IP)とは、異なる事業者から払い出されたIPv6グローバルアドレスなので、双方向に通信できるのは当たり前かと思いましたが、間に、NTTのNGNが入っているためそうはいきませんでした。
これは、NGNの網内折り返し通信のデメリットともいえるのではないでしょうか。同じ家の中ならばこれは当たり前ですが、NTT東のNGN網内の別の家のPC(IP)との間でも同じ問題が発生すると思われます。NTT西のNGN網とNTT東のNGN網は別なので、NTT西エリアのPC(IP)との間では、このような問題は起こらないと推察されます。
どなたか、コメントなどいただけると助かります。よろしくお願いします。
これによって、IPoE接続事業者(プロバイダとは別の事業者)から払い出されたグローバルのIPv6アドレスがPCにつくようになりました。
過去に、IPv6 PPPoE接続用にMA-100を購入していたので、もう一台のPCは、PPPoE経由でプロバイダの払い出したIPv6アドレスがついています。
構成図は以下の通りです。
<NGN>--[HGW]--------[ PC ] (IPoE接続)
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[MA-100]---- [ PC ] (PPPoE接続)
上記の2台のグローバルIPv6アドレスを持ったPC間で通信できるかどうか、ここまで読まれた方わかりますか。
IPoEのPCをPC(IP), PPPoEのPCをPC(PPP)とします。
<質問1> PC(PPP)からPC(IP)はping できるか?
<質問2> 質問1の逆は?
<質問3> PC(PPP)からPC(IP)はtracert(tracerouteのWindowsコマンド)できるか?
<質問4> 質問3の逆は?
<質問5> PC(PPP)からPC(IP)へtelnetできるか?
<質問6> 質問3の逆は?
答えは、
<質問1,3,5> は、「はい」
<質問2,4,6> は、「いいえ」
でした。
理由は、大きく2つ。
(1) MA-100は、NGNの払い出すIPv6アドレスと、
プロバイダの払い出すIPv6アドレスとの間で、IPv6のNATを
行っています。
(2) IPoEの設定をした結果、HGWが受け取るIPv6アドレスは、
NTTのNGNのIPv6アドレスのプレフィックスではなく、
IPoE接続事業者のIPv6アドレスのプレフィックスになります。
この結果、PC(PPP)から、PC(IP)にtelnetした状態で、whoやlastコマンド
でログイン元のPCのアドレスを調べると、PC(IP)と同じプレフィックスの
アドレスになります。上記(2)のNATのためです。NATなので、
<質問1,3,5> は、「はい」となっても、その逆、<質問2,4,6> は、
すべて「いいえ」になるのは当たり前です。
PC(PPP)とPC(IP)とは、異なる事業者から払い出されたIPv6グローバルアドレスなので、双方向に通信できるのは当たり前かと思いましたが、間に、NTTのNGNが入っているためそうはいきませんでした。
これは、NGNの網内折り返し通信のデメリットともいえるのではないでしょうか。同じ家の中ならばこれは当たり前ですが、NTT東のNGN網内の別の家のPC(IP)との間でも同じ問題が発生すると思われます。NTT西のNGN網とNTT東のNGN網は別なので、NTT西エリアのPC(IP)との間では、このような問題は起こらないと推察されます。
どなたか、コメントなどいただけると助かります。よろしくお願いします。
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