あたしNHKって見てませんでした。
こどもが教育番組見るくらいで。
でも、震災に遭ってからは専らNHKです。
地味で暗いけどやっぱNHKなんです。
なんでなんだろうと思ったんだけど
NHKって被災者に優しい番組作りをしてるんです。
被災者支援情報もやっぱりNHKがいちばん誠意ある番組作りをしてくれてた気がします。
民放みたいにセンセーショナルな音響効果をつかってないしナレーターも落ち着いています。
やたらめったらテロップも出しません。
制作費がないといったらそれまでかもしれないけど、取材意図が明確な印象を受けます。
メリハリがないのではっきりいって面白くはないです。
でもNHKの震災関係の番組を見て不快になることはありません。
同じ被災者の涙目のクローズアップでも
絵だけが先行している撮り方と 取材対象とディレクター(記者)との間で信頼関係が成り立っていて撮っているのとでは観ていて違いがわかります。
ライフラインが途絶えて行政を頼れず、村の集落のお父さんたちがみんなで協力しあって水をひいて・・・水が出たときに「あ~~うれしい~~!」と涙するおかあさんの映像がありました。
いい涙でした。
やっぱり信頼関係があるところには「いい絵」がついてくるんだな、と
NHKの番組を観ながら感じました。
インパクトのある映像を先行させるだけではなく、伝えたいことをちゃんと取材してから絵にして欲しい・・・
マスコミにはそれを切に望んでいます。
「あー地震きたのが新潟でよかった。うちじゃなくて」
視聴者にそういうふうに思わせるような撮り方をしている局もありました。
どことはいいませんが・・・。
受信料徴収のおやじは個人的に嫌いですがw
NHKがんばれです。