小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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キャンドルナイト

2008年07月07日 23時27分48秒 | おやぢ家の人々
こどもが学校からこんなチラシを持って帰ってきました。

ガイアナイト でんきを消して、ローソクの光の中で時を過ごすガイアナイト 2008.7.7 mon 20:00-22:00

イベント好きのこどもたち。
「ママ~うちにキャンドルあったよね~?」
とガイアナイトやる気満々。


きょうはすばらしい夕焼けが見られました。
まわりがまだ明るかったため我が家は夕飯が終わった7時ごろ早々と消灯。
テレビ点けたら意味ないの?
いやでもニュースは見たいよね、ということで・・。



北海道洞爺湖サミットのニュースをみんなで見ながら、暗くなった7時半ごろキャンドルに灯りを点しました。

警備のために全国から集まった他県の警察官の映像を見ていると「地震のときを思い出すね~」と旦那。
こどもたちは溶けたキャンドルの’ろう’をさらに溶かしたりして遊んでるだけで、特別地球環境問題について考える時間にはなってなかったんだけどね。

私はキャンドルに照らされているこどもたちの顔をみながら、
「2050年っていうとこの子たちは50代。
もう私たち親は死んでるかもしれなくて、この子たちには子どもや孫ができてるかもしれないんだなぁ・・・
こんなふうに笑顔でいられるんだろうか。」
とぼんやりと考えていました。

キャンドルの火はまだ消えていません。
結構長持ちするのね。(もう4時間になるよ。)

私たちは地震のときにちょっとアナログな生活に戻って悲鳴をあげていたけれど、ここに住んでいるおじいさんおばあさんたちは「数十年前はこんな生活だったんだて。なんにも不自由してないよ。あのころに戻っただけだて。」となんともたのもしいことをおっしゃっていました。

これから時代は遡ります。
他国に頼らなくてもいいように自給自足な生活ができること、いざというときに励ましあったり助けあえる仲間が近所にいること、自分の暮らしている町の資源を大切にすること・・・。
など、
本当に大切なことはなにかを教えたい(または子どもたちにも教えてもらいたい)

そんなことを思った夜でした