年齢を重ねる…年輪を刻む

年齢を重ねるって、いいなって思います。
以前は見えなかったものが見えるようになる。
これは、凄く感じます。
仕事上、沢山のお母さんにお会いするので、あ～私もそうだったなぁ～などなど。
若い時や子供が小さい時は、周りを見ているようで、見れていなかったり、
見えてる世界がとても小さくて、些細な事に振り回されたり。
毎日が大変だったような気がします。

色々な事に対して、
《こうでないといけない。》
という気持ちが沢山あったように感じます。

これは年齢だけの問題？
もしかしたら、そうではなく、その方の人生の時期なのかもしれません。
《こうでないといけない。》気持ちをたくさんの事に対して持ってしまってる時期の人を見ると、心の中に四方八方から風が吹いて、色んな方向に波が揺らされている感じです。
頭の中の海の上に、葉っぱの小舟で浮かんでる。
その波が頭の中にあるから、一つの事に対して、冷静に受け止めるることができず、その時の心情で受け止めてしまい、状況に対応するというよりも、その場の感情で動いてしまう。
そして、酷く落ち込んでしまったり、感情的に子供を叱ったり、周りには不満をぶつけたりしてしまい、更に強い嵐を頭の中に吹き荒らす。

私は自分が女性だから、感じることだと思いますが、
女性は仕事したり、結婚したり、子供を産み育てたり、介護をしたり、と、一生の内に、色んな人生を経験します。
なので、何処かでぐっと視点を遠くからにして物事を大きく見ることが出来ないと、人によってはずっと頭の中が荒波になってしまうんだと感じます。

これが普通。これが当たり前。こうでないとならない。こんなのはおかしい。

は、実は生きる上では、一つも無い。
それに気づいて、

常に、
物事は、自分に必要だから来ている。それに対して、自分はどうしたいのか。どうすることが自分の良心に沿っているのか。
の視点で見られるようになると、頭の中の波は、静まるように感じます。

今、40歳を前にして、子供達も大きくなってきて、そう感じます。

そして周りを見渡し、
これは、年齢を重ねる。というよりも、《年輪を刻む》のかもしれないな。と感じます。

人生において、《感謝の笑顔で生き、そして死ぬ》その為に、見つけていく一つの事に無事に気づけたら、年輪が刻まれる。

そして新たな年輪を刻む為に、次の視点で生きて行く。

そして、それはリレー。

視点を遠くにおいて状況を見られるようになったら、今度は、若いお母さんや色んな事に悩まされてる女性を手助けしてあげる。
そうすることで、助けてる筈の自分が新しい事を見つけられる。
その繰り返し。

こうでないとならない。から、気持ちを自由にしてあげる。

私がかつて先輩女性から助けられた事を、恩返しとして、今度は私が他の方にしてあげる。させてもらう。

そうやっていく中で、自身の年輪もまた刻まれる。

素敵なサイクルだと感じます。

生かして頂いて、ありがとうございます。