趣味の囲碁

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詰碁の限界

2021-04-02 09:27:26 | コラム(囲碁)


敦賀市 笙の川の桜 (3/31 wednesday)

詰碁をやっていると2、3段くらいまでなら、どこかで相手の石を捕捉できる。一発逆転、ひっくり返すことは、しょっちゆうある。

 しかし、それ以上のレベル、違う世界の人とやるときは詰碁だけでは通用しない。序盤で巧く打ちまわされて、一段落したときには詰碁なんて関係ない碁になってしまっている。詰碁の出番がない。「布石は適当に打っておいて、中盤以降に、、、」では勝てない。

 そうかと言って、いくら布石が巧くても、殺せる石も殺せない、生きれる石も生きれないでは、これまた問題。そうなると、「やっぱり詰碁は必要」。

 このジレンマを比喩的に云うと、例えば戦争で、いくら射撃や空中戦の腕が良くても、それだけではダメ。全局的な戦略があり、戦略に基づいた作戦計画があり、実際に相手と戦う時になって初めて射撃の腕や操縦の腕が役に立つ。

 詰碁も同じ。詰碁は戦略(構想)の下にある。


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