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古碁ならべ

2021-04-12 19:11:59 | コラム(囲碁)


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棋譜並べは解説者よって面白さがずいぶん違う。(私は)梶原武雄九段の解説が一番面白い。

 日本囲碁大系12巻は 江戸時代の棋士、林元美、安井算知、坂口仙得、三人の打碁(棋譜)を梶原九段が解説したもの。対戦相手は一流の棋士ばかり。本因坊丈和、本因坊秀策、奥貫知策、井上安節、本因坊秀和、など、など。

 ★梶原武雄九段=「梶原定石」とか、独特の話術「梶原節」を駆使して一世を風靡したプロ棋士。今でも使われているスラングは「この碁はもうオワ」が有名。終わり、を略した言葉。

 棋譜ならべは大体の要旨をつかむのが大切。あまり細かすぎると全体の流れが分かりにくくなってしまう。梶原九段の解説はそのあたりが巧い。

 打碁(棋譜)解説などと云うと碁の技術のように思われるが、そうではない。文章の技術。小説でも読みやすい小説と、ヘタな小説がある。打碁(棋譜)の解説も同じ。


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