福井県勝山市 左義長祭り。
毎年、二月最後の土、日。
三百年続いている、奥越に春を告げる恒例の行事。
置碁は、碁盤上の要衝に石を置いた状態でスタートする。『こんなにいっぱい石を置けば何とかなるだろう』と思って始めるが、何とかはならない。一体、置石は何のためにあるのだろう。
一般には、置石は棋力差をカバーするハンデキャップと云われている。全く人を馬鹿にした話だ。こんな説明で置石の本当の意味が分かったら、気違いか天才だ。
置石なんか、ないほうがよいと思う。なまじあるから攻撃目標にされる。なければ攻撃目標がなく、上手も困るだろう。
その点どうなんだろうと思って、ネットで調べてみた。置碁について論じているサイトがあった。「置石を連絡するように打ちなさい」、「そうしなければ、いつまで経っても置石は減りません」と。解説図までつけてある。しかし、読んでいて何かスッキリしない。「それは、そうなんだが」、、、。
疑問に思ったことは、碁は一手ずつ交互に打つ。連絡するつもりで打っても、次は相手の手番だ、邪魔をして連絡なんかさせてくれない。
ウェッブサイトの説明は、国会の答弁のようなものだ。分かったような、分からないような、、、結局、ウヤムヤ。
もう、やけくそで、何子置いても置石はないものとして打っている。置石には頼らない。そんな打ち方をしても ‘たまに‘ だが、勝つこともある。そういうときは、偶然にも置石がうまく働いている。