今朝のモーニングセミナーは秋田県能代市長様

2010年06月04日 14時01分03秒 | Weblog
今朝の大館市倫理法人会のモーニングセミナーの講師は、秋田県能代市長の斉藤滋宣様でした。
テーマは、「倫理と行政」でした。

斉藤市長が、市長になって感じたことは、市役所というのは、頭の良い人たち(頭脳)が集まったところである。だから、役所が変わらないと、街は変わらない。

「ジンザイ」とは。人罪(罪な人) 人在(そこにいるだけの人) 人材(働いてくれる人) 人財(成果を上げてくれる人)がある  人は人間性を備えたとき 人材が 人財となる。その人間性を磨くために、倫理がある。
 
松下村塾で、松田松陰が指導したのは1年と1ヶ月の短期間。
79名の塾生であった。その中から、日本を動かす人物として久坂玄瑞や高杉晋作、吉田稔麿、伊藤博文、山県有朋が多数出ており、伊藤博文、山県有朋の内閣総理大臣を筆頭に、多数の国務大臣、大学の創業者など近代日本に繋がる大きな役割を果たした。

松田松陰は何を教えたのか、それは何のために生まれてきたのかを問い、至誠
を尽くし、「返事・挨拶・感謝」など当たり前のことを当たり前に誠心誠意行うこと、これを教えた。

技術は人格の上にしか成り立たないものである。
※三國清三シェフの事例を話していただきました。

ディズニーランドのいち従業員が行なったお客様への感動のサービスや脳性麻痺の女の子の感動の事例を話していただきました。

市役所の職員に3つのことをお願いした。
それはまず返事をすること、二つめはあいさつをする事、三つ目は笑顔でいる
こと。
自ら実践し、職員に会ったら必ず声をかけた。

市役所の部長会議は朝の7時半から行うことになった。
これは部長職が自主的に決めたこと。

少しずつ、市役所が変わってきた。

次の課題は、自分の街に誇りを持ち、街の可能性を見える化する事。

役所は独占企業である、だから市民の声を聴かないといけない。
キクは 聞くではなく、聴く。 耳と目と心があるべきだ。

そして、いつでもできるという姿勢で対応すること。
できないとは言わない。


サービスには3段階ある。
期待サービス  → 感動サービス → 予想外サービス
能代市役所は今 感動サービスまでは来ているのかと思うが、目指すのは
予想外サービスである。


組織は、足し算ではなくかけ算なのだ、一人でも 人罪がいたら、周りがいくら良い点でも、0とかマイナスの人がいたら全体が、0になったり、マイナスになる。

人に対する感謝と思いやりを全員が身につける事が不可欠で感謝と思いやりのわ(和・輪・環)の街 能代して方針を打ち出している。

感謝は言葉に出して言う、そして行動に出して行う。
これが本当の感謝であり、松下幸之助氏の事例を話していただきました。

成功するまでやり続ける。
自分の夢が実現した姿を、声に出して10回言う。

そうすれば夢が叶!  叶と言う字は十に口と書くのだ。

今朝のモーニングセミナー参加者が、全員齋藤市長の講話に涙し、
感動しながら拝聴しました。

朝の6時から37名の参加者が学んだ倫理でした。
今日も本当にありがたい勉強をさせていただきました。