標記の件について、坂田氏より報告書が届いておりますので掲載いたします。
平成26年2月8日
報告者 坂田 一也
この度参加しました、審判講習会について報告します。
講習会名 高松宮記念杯第46回全日本実業団バスケットボール選手権大会
参加者 坂田 一也(ミニ連所属)
期日 平成26年2月8日(土)~2月11日(火)
会場 東京体育館
講師 針生 淳男氏 黒岡 和哲氏
報告①
□ゲーム 新生紙パルプス商事×ナカシマプロペラ
主審 井元 誠 A級 副審 坂田 一也
コート主任 講師 黒岡 和哲氏
■ミーティング内容
レポートの仕方で、選手の多くいる中でレポートをしている。オフィシャルにしっかり見えるように伝える為、選手が通りすぎるのを待つか選手が横切ったりしない所まで行きレポートする。また交代選手がレポートする前に勝手にコートに入ってくるときは、笛を鳴らしレポートが先なので待ってもらいレポートするよう指導を受けました。
ブラインドを作ってしまっているケースでエリア4からエリア5・6のポストプレイを見てしまっている時があり、このゲームではもっと右にいきブラインドで判定しないように指導を受けました。
ファールを吹いたときに選手に「えっ?」とか「今のファール?」など言われても、ファールをすぐに吹きレポートするのでなく、自分が判定したものに自信を持ち選手と向き合い、納得させるようにする。
報告②
□講義 講師 針生 淳男氏
講習内容
1) ルールの徹底理解
① ルールの徹底理解をするとどうなる?
・ファール →コンタクトの瞬間に判定を示すことができる
・ヴァイオレーション→成立の瞬間に判定を示すことができる
② ルール徹底理解までの心構え
★「疑わしきは罰せず」「罪なきものを罰せず」
★「ブラインド」で判定をしない
③ルール理解のポイント
(パーソナルファールの場合)
・「プレイヤーのポジション・シリンダー」
・「プレーの仕掛け」→オフェンス・ディフェンスの両方の確認
(ヴァイオレーションの場合)
・「ボールの保持」 →チーム保持も含む
・「ボールを保持した時のプレイヤーのピボットフット」
・「ラストタッチ」
④ ファンダメンタルの実践
★ルールブックに記載されている条文(処置)をそのまま実践する。決して「曖昧な」対応はしない
(例) スローインされてコートにいるプレイヤーがボール保持したときに合図が鳴る→審判が笛を吹いてプレーを止めて「タイムアウト」「交代」を認めてるケースが多く見受けられている。プレーを止めても良いが請求は次の機会にさせる。
2) バスケット理解の技術にも努める
・プレーの展開への対応力
・プレーの「仕掛け」の確認
・プレイヤーのポジションとシリンダーの確認
3) 日々の審判において自分への課題をもって取り組む
自分が何を判定したかを分析出来ることが、自分の審判技術や判定力の向上に不可欠である。自己分析、自己反省が出来れば次回に生かすことが出来る。
→また「駄目だったー!!」は駄目である。
→表面的に発生する事象と、課題の本質は違うことを理解して自己分析
(例) 「ボール中心の動き」が課題の場合
何故ボール中心になるのか?
・自分が見るべきエリアへの意識が低いから・・・
・オフボールを見る意識が低いから??
・相手が信用できないから??
これらのなぜなぜを繰り返すと、なんとなく見えてくるものがある・・・。
課題の本質を理解して(自己分析して)、次回に生かす。
4) 人の審判を見て自分自身の技術・基準を比較する
グループで分かれ日頃している他人の審判の見方について意見を交換し合いました。
・レフリーの見栄えを気にして見ている。
・位置取り・目線を確認している。
・自分に置き換えてみている。
・DVDを使用し仲間でディスカッションしている。
・他の種目のレフリーの話を聞く、剣道・体操。
などと意見がでてきました。
最後に(審判が求められる姿勢と感覚)
「公平性」
「正しい判定基準と一貫性」
「信頼と尊敬を受ける」
「資格への自覚」
バスケットに対する技術の理解・規則の理解が、審判技術向上に必要なものである。
自分への課題をもって取り組み、自己分析・自己反省の積み重ねが技術向上・判定力の向上に繋がってくると感じました。
報告③
□ゲーム NTT西日本(東海)×NTT西日本(大阪)
主審 竹田 雄介 副審 坂田 一也
コート主任 講師 針生 淳男氏
■ミーティング内容
リードの時に何故右にいくのか?もっと目的を持って見に行く、トレイルからでも見えるのでもっとオフボールのところに気を配る。右にいってしまったことにより飛び込み
プレーがブラインドになってしまうケースが多々みられた。
全体をまんべんなく見すぎて、コンタクトが起きた時にプレーの前後が分からなくなる時があり、視野の分担をもっとはっきりさせて見るほうがいい。ポイントを絞り視野の分担をはっきりさせるとよかった。
所感
今回の審判講習会で多くのことを学ぶことができとても有意義なものとなりました。
普段県内では経験ができないレベルの高いゲームを吹くことができ良い経験をすることができましたが、自分の判定力のなさを痛感し悔しい思いをしました。
二日間ですぐに改善できる点・課題が明確になりました。良い経験だけですまさず、反省を活かしていくよう、今回自分で学んできたことを仲間達に共通認識・共有し良いレフリーができるように日々精進していきたいです。
今回このような貴重な経験をさせていただき、深く感謝し御礼申し上げます。ありがとうございました。
記
審判講習会 参加報告書
平成26年2月8日
報告者 坂田 一也
この度参加しました、審判講習会について報告します。
講習会名 高松宮記念杯第46回全日本実業団バスケットボール選手権大会
参加者 坂田 一也(ミニ連所属)
期日 平成26年2月8日(土)~2月11日(火)
会場 東京体育館
講師 針生 淳男氏 黒岡 和哲氏
報告①
□ゲーム 新生紙パルプス商事×ナカシマプロペラ
主審 井元 誠 A級 副審 坂田 一也
コート主任 講師 黒岡 和哲氏
■ミーティング内容
レポートの仕方で、選手の多くいる中でレポートをしている。オフィシャルにしっかり見えるように伝える為、選手が通りすぎるのを待つか選手が横切ったりしない所まで行きレポートする。また交代選手がレポートする前に勝手にコートに入ってくるときは、笛を鳴らしレポートが先なので待ってもらいレポートするよう指導を受けました。
ブラインドを作ってしまっているケースでエリア4からエリア5・6のポストプレイを見てしまっている時があり、このゲームではもっと右にいきブラインドで判定しないように指導を受けました。
ファールを吹いたときに選手に「えっ?」とか「今のファール?」など言われても、ファールをすぐに吹きレポートするのでなく、自分が判定したものに自信を持ち選手と向き合い、納得させるようにする。
報告②
□講義 講師 針生 淳男氏
テーマ「審判技術向上への取り組み方について」
講習内容
1) ルールの徹底理解
① ルールの徹底理解をするとどうなる?
・ファール →コンタクトの瞬間に判定を示すことができる
・ヴァイオレーション→成立の瞬間に判定を示すことができる
② ルール徹底理解までの心構え
★「疑わしきは罰せず」「罪なきものを罰せず」
★「ブラインド」で判定をしない
③ルール理解のポイント
(パーソナルファールの場合)
・「プレイヤーのポジション・シリンダー」
・「プレーの仕掛け」→オフェンス・ディフェンスの両方の確認
(ヴァイオレーションの場合)
・「ボールの保持」 →チーム保持も含む
・「ボールを保持した時のプレイヤーのピボットフット」
・「ラストタッチ」
④ ファンダメンタルの実践
★ルールブックに記載されている条文(処置)をそのまま実践する。決して「曖昧な」対応はしない
(例) スローインされてコートにいるプレイヤーがボール保持したときに合図が鳴る→審判が笛を吹いてプレーを止めて「タイムアウト」「交代」を認めてるケースが多く見受けられている。プレーを止めても良いが請求は次の機会にさせる。
2) バスケット理解の技術にも努める
・プレーの展開への対応力
・プレーの「仕掛け」の確認
・プレイヤーのポジションとシリンダーの確認
3) 日々の審判において自分への課題をもって取り組む
自分が何を判定したかを分析出来ることが、自分の審判技術や判定力の向上に不可欠である。自己分析、自己反省が出来れば次回に生かすことが出来る。
→また「駄目だったー!!」は駄目である。
→表面的に発生する事象と、課題の本質は違うことを理解して自己分析
(例) 「ボール中心の動き」が課題の場合
何故ボール中心になるのか?
・自分が見るべきエリアへの意識が低いから・・・
・オフボールを見る意識が低いから??
・相手が信用できないから??
これらのなぜなぜを繰り返すと、なんとなく見えてくるものがある・・・。
課題の本質を理解して(自己分析して)、次回に生かす。
4) 人の審判を見て自分自身の技術・基準を比較する
グループで分かれ日頃している他人の審判の見方について意見を交換し合いました。
・レフリーの見栄えを気にして見ている。
・位置取り・目線を確認している。
・自分に置き換えてみている。
・DVDを使用し仲間でディスカッションしている。
・他の種目のレフリーの話を聞く、剣道・体操。
などと意見がでてきました。
最後に(審判が求められる姿勢と感覚)
「公平性」
「正しい判定基準と一貫性」
「信頼と尊敬を受ける」
「資格への自覚」
バスケットに対する技術の理解・規則の理解が、審判技術向上に必要なものである。
自分への課題をもって取り組み、自己分析・自己反省の積み重ねが技術向上・判定力の向上に繋がってくると感じました。
報告③
□ゲーム NTT西日本(東海)×NTT西日本(大阪)
主審 竹田 雄介 副審 坂田 一也
コート主任 講師 針生 淳男氏
■ミーティング内容
リードの時に何故右にいくのか?もっと目的を持って見に行く、トレイルからでも見えるのでもっとオフボールのところに気を配る。右にいってしまったことにより飛び込み
プレーがブラインドになってしまうケースが多々みられた。
全体をまんべんなく見すぎて、コンタクトが起きた時にプレーの前後が分からなくなる時があり、視野の分担をもっとはっきりさせて見るほうがいい。ポイントを絞り視野の分担をはっきりさせるとよかった。
所感
今回の審判講習会で多くのことを学ぶことができとても有意義なものとなりました。
普段県内では経験ができないレベルの高いゲームを吹くことができ良い経験をすることができましたが、自分の判定力のなさを痛感し悔しい思いをしました。
二日間ですぐに改善できる点・課題が明確になりました。良い経験だけですまさず、反省を活かしていくよう、今回自分で学んできたことを仲間達に共通認識・共有し良いレフリーができるように日々精進していきたいです。
今回このような貴重な経験をさせていただき、深く感謝し御礼申し上げます。ありがとうございました。