全国的に様々なイベントが中止なっています。楽団さんにもその影響は大きく出ています。でも、演奏活動再開時には、必ずや逞しくパワーアップして登場してくれると期待しています。若く才能に満ちた方々ですから、今後に備えて、新しい基軸にも取り組まれているかも知れないと思っていました。
その後、3月17日頃、無観客演奏が、PUBLIC MINDさんによって、YouTubeにUPされていたのを知りました。その演奏は、新型コロナウイルスの影響で中止とされた、「2月29日、湯島天神梅まつり」での演奏でした。次の5曲が演奏されました。
1.1936(昭和11)「東京ラプソディ」花咲き花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君一人 (藤山 一郎)
2.1942(昭和24)「湯島の白梅」湯島通れば思い出す お蔦 主税の心意気 知るや白梅 (小畑 実)
3.1941(昭和16)「梅と兵隊」春まだ浅き 戦線の 古城にかおる 梅の花 (田端 義夫)
4.1938(昭和13)「旅の夜風」花も嵐も踏み越えて 行くが男の 生きる道 (霧島 昇・ミスコロムビア)
5.1946 (昭和21)「東京の花売り娘」青い芽をふく 柳の辻に 花を召しませ 召しませ花を (岡 晴夫)
やはり、新しい取り組みを工夫されていたのですね。動画には「いざ行かん!」と、列をなして天神社の階段を上っている楽団の皆さんの逞しい姿が収められていました。オーバーラップされる画像など、随所に工夫が凝らされて、思わず動画に見入りました。オーバーラップと云えば、楽団さんが街頭演奏を始めた頃、観客が少ない時でも、懸命に演奏している姿が重なり、胸が熱くなりました。
試練に果敢に立ち向かう楽団の皆さんを、どの様に応援して行くのか、私達も考えて行きたいですね。