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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[エストロゲン]食生活について語ろう

2022年03月01日 | 美容ダイエット

・エストロゲンEstrogen えすとろげん
 閉経と共に急激な体調不良、更年期障害といわれています。その主な原因が女性ホルモンの急激な減少にあるようです。  
エストロンEstrone、エストラジオールEstradiol、エストリオールEstriolの3種類からを一般に総称でエストロゲン、エストロジェンEstrogen、卵胞ホルモンなどともいいますが、主に女性ホルモンと一般に呼んでいます。
 卵巣の卵胞(らんほう・らんぽう)から分泌しています。ホルモンは、ギリシャ語の覚醒(かくせい)する・めざめる、刺激するが語源です。
コレステロールを原料としているステロイドホルモンの一種であり大脳、脳下垂体後葉、脳下垂体前葉の性腺刺激ホルモンによって調節しています。
ストレス、疲労、加齢、免疫力の低下によってバランスが崩れると、生理不順、肌荒れ、頭痛、いらいら、骨密度の低下、老化の諸症状が現れてきます。また正常でない過剰分泌で子宮内膜を厚くし、無排卵などで子宮内膜増殖症、子宮癌を起こすこともあるといいます。
エストロゲンが最近の研究で初潮から閉経までの期間が長ければ障害のリスクが低くなることを調査によって明らかにしています。体脂肪が少なく瘦せすぎで認知機能の低下がみられているようです。エストロゲンは神経細胞ニューロンNeuron(神経伝達細胞)を保護し認知症との関係が深く女性ホルモンのエストロゲンは脳の神経伝達物質であるセロトニンと関係していて、低栄養でエストロゲンが減るとセロトニンも減少して、いらいらしたり、うつに陥りやすくなります。

セレトニンSerotoninはビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムとトリプトファン(必須アミノ酸、カツオ、蓄肉の赤みに多い)より合成しています。
さらにエストロゲンの持つ血糖値を下げる、血管拡張作用により、 動脈硬化などの予防に有効としています。
コレステロールは、正常値で細胞膜や脳と神経の細胞に必須の成分であるほか、脂肪・脂溶性ビタミンの吸収を助ける大切な物質です。コレステロールを利用して、胆汁酸、様々なステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン・性ホルモン)やビタミンDをつくります。体内では必要なコレステロールを体内でつくることができます。日本人が食事から摂取しているコレステロール量は1日0.3g(300mg)程度と微量ながらも食物からも取り入れられています。一日に1~2個程度の摂食はコレステロール値にさほど影響しないといわれています。
食べ物の成分は消化管を通過する中で、さまざまな消化酵素によって体内に吸収できる栄養素に分解を受け小腸を中心とした消化管で吸収しています。消化管で吸収の栄養素は、血液に取り込み、血管を通り、肝臓に運ばれています。
脂質は、「脂肪酸」と「グリセリン」に分解して吸収しています。肝臓に運ばれて、脂肪酸からトリグリセライド(中性脂肪)・コレステロール・リン脂質・リポタンパクといった物質を合成しています。また、糖質から脂肪酸を合成し、さらに合成された中性脂肪はエネルギー源となり、コレステロールは細胞膜やホルモン、胆汁酸を作る原料となります。
健康な男性にも、少量ながら女性ホルモンが分泌があり、男性の5~10%ですが、女性も副腎や卵巣でテストステロンを分泌して、それぞれに機能しています。
コレステロールは、肝臓で1.0g/日、アセチルCoAから合成され、胆汁酸やホルモンの原材料としての利用です。
 
アセチルコエンザイムAの原料は、主に脂肪酸とピルビン酸で糖質やタンパク質、脂質などを分解する過程で生成される物質です。
アセチルCoA⇒HMG-CoAヒドロキシメチルグルタリルCoA)⇒メバロン酸⇒スクアレン⇒ラノスレロール⇒コレステロール
HMG-CoA還元酵素は、生体内のコレステロール量が多くなると、コレステロールによって酵素の働きが阻害されます。これをフィードバック調節といいます。
エストロゲンと同様の作用をもつ成分が食品より見出されホルモン様物質として大豆イソフラボン、マカ(アンデス人参)、亜麻リグナン、ザクロの種子、りんごのボロンBoronが知られます。
さらにエストロゲンと似た働きをもつエクオールEquol (非ステロイド性エストロゲン)はエクオールとは、大豆イソフラボンに含まれるダイゼインが腸内細菌によって代謝されて生み出される成分です。大豆イソフラボンそのままよりも強い働きをするというのです。
エクオール10mg(大豆イソフラボン50㎎相当:納豆50g・豆乳200CC・豆腐200g)の摂取がすすめられます。
そして肝臓が元気でいるためには、バランスの良い食事、良質のたんぱく質とビタミンやミネラルの摂取を心がけましょう。 良質なたんぱく質は、肉類や魚介類、大豆製品、卵、乳製品から、ビタミンやミネラルは、緑黄色野菜や海草類、きのこ類から摂取できます。 また、肝臓の解毒作用を強めるアミノ酸のメチオニン・シスチン・オルニチン・タウリンの多い食品として、アサリやシジミなどの貝類、タコやエビなどがあります。そして運動・休養・栄養のバランスが大切といえますね。

 

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