・胚芽米Rice with germ はいがまい
胚芽米は、穀類の種子の発芽する際に必要な栄養素(蛋白質6.5g、脂質2.0g、灰分0.7g、ビタミンB1:0.23mg、B2:0.03mg、B6:0.22mg、E1.0mg、食物繊維1.3g/100g中)などの含有量が精白米(蛋白質6.1g、脂質0.9g、灰分0.4g、ビタミンB1:0.08mg、B2:0.02mg、B6:0.12mg、E0.2mg、食物繊維0.5g/100g中)に比較し多く含む。
胚芽は、ビタミンB1が特に多く栄養価の高い部分となっている。昭和2年に国民病と言われていた脚気の治療に利用するために採用した胚芽米だが昭和40年代に脚気が再発し出したのをきっかけとし今までの胚芽米に改良を加え精白米に近い胚芽精米の開発が進んだ。その胚芽の部分をできるだけ残して精米したものが胚芽精米として胚芽米の過程を得て登場した。
昭和52年に当時の食糧庁がその規格を定め胚芽保有率(粒数)80%以上、胚芽重量2g以上/100gとしている。
賞味期間は、夏場で冷暗所保存で半月、冬場は1ヶ月として胚芽が籾殻の状態では、3%であるもので胚芽精米は、胚芽が2%以上になるように定められた。洗米しなくていい様に除糠(じょこう)して不淘洗米(ふとうせんまい:といで洗う必要のない米)とし吸水が遅いので精白米の炊き方より少し異なる。食味もよいというが白米に1/3程度混ぜたものの方が食べやすいようだ。
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