・鱶鰭Dried shark fin ふかひれ
大型のサメ(鮫)をフカ(鱶)と言い鱶は本来干物の意味としていた。日本では、宮城県気仙沼港が水揚げ日本一といわれる。
鮫のひれであり燕の巣についでの高級食材としている。背びれ、胸びれ、尾びれで乾燥させ、白魚翅(パイユーチー:めじろざめ、まぶか鮫)、黒魚翅(ヘイユーチー:あお鮫、よしきり鮫)とがあり白魚翅(パイユイチー)を珍重している。
水揚げしたさめのひれを切り落とし乾燥させ分類し出荷する。最近は、調理するまでの手間(戻して外皮を剥ぎ筋糸にしてきれいに整える)がかかることから筋糸としたものが多く出回る。
調理には、それを戻して、ばらばらのものは、カニの肉とスープに、形の整っているものは姿煮として供する。
100g中でエネルギー342kcal、水分13.0g、たんぱく質83.9g、脂質1.6g、炭水化物Tr、灰分1.5gを含む。
これほどまでに珍重するのは、サメの精力とゼラチン質のコンドロイチンが美肌、老化防止よいとして、また、そのつるつるとしたこりこりした食感がよかったことによる。コンドロイチンには軟骨の保水を維持し軟骨分解酵素の働きを抑制する作用があるといわれる。
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