・鹿子草Valerian かのこそう
スイカズラ科(オミナエシ科)、日本全国の山野の湿った地域に分布する多年草で草丈50cmほど、葉は羽状で白から淡紅色の小花を多数密着させ5~7月に咲かせる。花の咲いている様子が鹿子模様に見えることから名がついたといわれる。ヨーロッパでは、カノコソウに似たセイヨウカノコソウがある。
秋に地上部が枯れた頃根茎を堀あげ天日乾燥させ用いる。根には1~8%の精油が含まれ、テルペノイド、ケッシールアルコールを主成分とし特有のくせのある香りがする。根を吉草根(きっそうこん)といい煎じたり、薬酒として鎮静に利用している。
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