・牡丹海老Botan shrimp ぼたんえび
タラバエビ科、日本近海の固有種として、北海道以南の太平洋側、深海300~500mの砂地に生息する。北海道で牡丹海老と呼ばれているのはトヤマエビであることが多い。捕獲する時期と、調理したときの彩りのよさより牡丹の花になぞらえ名前がついたといわれる。
5cmぐらいまでのものは雄で間性期間(性転換期間中)を経て体長10cm以上の雌に成長したものが牡丹海老として捕らえられている。甘エビより大ぶりで全長15~20cmほど体色は、やや濃いオレンジ色で体側、腹部に不規則な赤褐色斑が点在する。一般に「蝦(えび)」は泳ぐタイプであり、「海老」は歩くタイプのえびをいう。10月~翌年5月を旬とする。2~5月に産卵、エメラルドグリーンの卵は美味で、肉質は、甘エビに似てやわらかく甘みがあり、刺身、寿司ネタ、冷製盛り合わせ、カクテル、サラダ、椀だね、てんぷらにしている。
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