・甘野老 あまどころ
クサスギカズラ Asparagaceae 科(旧ユリ科)、良く日のあたる野原や山にみられる多年草で、草丈40cmほどになり5月頃茎に長径10~20cmになる楕円形の葉がつく。
茎の葉のわきよりひとつ、ふたつの花柄(かへい)をだして長さ2cm程の釣り鐘型の白い花をつける。
地下の根がヤマイモ科の野老(ところ)に似ていて甘味があることから名づけられたたといわれる。
小さな球形の紫の実をつけ岐阜県で栽培している。若芽、花、根が食用に熱湯で茹でしばらく水に晒しアク抜きしてから、良く絞って細かく切り酢味噌合え、油炒め、汁の実、根を味噌漬け、千切りにして天ぷらとして食べられる。
でん粉を取るのにも用いられていた。コンバラリンConvallarin(強心配糖体)、アルカロイド、ニコチン酸を含む。薬草として地上部が枯れてから根茎を乾燥させ煎じてお茶とし漢方で新陳代謝を促し滋養強壮に利用している。
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