「つまり“俺の前に立つ気があるか”つーよーなことを、訊いているわけだなァ、コレが」
今日のライトノベルは電撃文庫から発売されている「ブギーポップ・カウントダウン エンブリオ浸蝕」です。
1999年12月に発行されました。
上遠野浩平氏によるブギーポップシリーズの7作目です。
“エンブリオ”と呼ばれる、人の可能性の殻を破る、つまり普通の人をMPLSに変えてしまう卵を巡る話です。
上下巻のような構成になっているのですが、下巻にあたる方はタイトルも変わるので別々で取り上げます。
この作品でとうとう統和機構で「最強」と呼ばれるフォルテッシモが登場します。
彼にだけ見える“空間の罅割”を広げることで空間を断裂させることができる能力をもったMPLSです。
ブギーポップシリーズでは以降よく登場するキャラです。
なんなら別シリーズにも登場します。
そしてもう一人、鍵になるのがイナズマこと高代亨。
エンブリオによってMPLSになったキャラです。
能力はいわゆる「直死の魔眼」みたいなもので、相手の弱点や隙が線になって見えるというもの。
彼はブギーポップシリーズというよりは「ビートのディシプリン」や「ヴァルプルギスの後悔」のようなアクションもりもりのサイドストーリーの方でよく出てきます。
エンブリオ浸蝕の見所は、やはりラストのフォルテッシモ vs 亨の戦闘でしょう。
あの誰にも負けたことない“最強”のフォルテッシモに、ぽっと出のサムライ見習いの亨は勝てるのか!?
(下巻がある時点でお察しですが)
あと何気に「VSイマジネーター」で登場した水乃星透子に縁のあるキャラも登場し、まさにあの<ストレンジ・デイズ>の能力を使う場面も…
割と本作も重要度高いですね( ・ω・)
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しかしエンブリオ浸蝕は上巻で序の口…
下巻の「エンブリオ炎生」はもっとアツいですよ!\(`・д・´)/
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