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ショーン・コネリーのあの映画で有名ね( ・ω・) ~VXガス~

2011-03-14 20:41:39 | なんとなく有機化学がわかった気になる
1996年にショーン・コネリー主演の映画で「ザ・ロック」というのがあります。
ボクがこれを初めて見たのが中学くらいのときだったけど、一番印象に残っているのが「VXガス」というものですた。
劇中だと緑蛍光色の丸い球体がごろごろ繋がってるところとか。
ちょっとでも吸ったり、皮膚についたりすると痙攣して内臓吐き出して死ぬ、とかそんなことを言っておりKOEEEEEEE!!!!ってなった記憶もあるますね。

そんなVXガスの構造はこれ!



一番右のですね。
実は以前書いた「サリン」と似たような構造、有機リン化合物です。
というわけで、効能はサリンと同じ、コリンエステラーゼ阻害剤です。
違いと言えば、致死量が高いってことですね。
ザ・ロックであった説明ほどまではいかないものの(あれは誇張しすぎじゃね?)、人工的に作られた毒としてはトップクラスです。

ちなみに、ソマン、タブンなんて名前の、同じ有機リン化合物の毒物もあります。
有名どころはここら辺4種類じゃないでしょうか。

タブンなんかは、ラノベのフルメタルパニックで宗介が「多分」と聞き間違えてしまうシーンがあったりして笑いましたねw

ちなみに、サリン、ソマン、タブンなんかはそれぞれGB、GD、GAなんて呼ばれたりすることもあったのでG剤と称し、VSガス、またVEガス、VGガス(VSガスに似た構造)なんかはV剤と称されたりしてます。

いずれにせよ、こんなもん作り出すなんて、人間はこわいですね(´・ω・)

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