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今日のライトノベル ~紅~

2020-06-10 20:58:46 | 今日のライトノベル
「崩月流甲一種第二級戦鬼、紅真九郎」

今日のライトノベルは
スーパーダッシュ文庫から発売された「紅」です。
1巻初版は2005年12月に発行され、全5巻で完結です。

著者は片山憲太郎氏。
昨日取り上げた「電波的な彼女」の著者であり、今日取り上げる「紅」は前作と同じ世界観を共有しています。
時系列的には紅⇒電波的な彼女だった気がします。

前作の「電波的な彼女」は猟奇殺人のサスペンス色が強い作品でしたが、こちらの「紅」はバトルアクションを追加した感じですね。
前作ではあまり語られなかった設定がにょきにょき出てきます。

中でも大きいのが「表御三家」と「裏十三家」の存在ですね。
紅の主人公は幼い頃に両親を亡くし、裏十三家の一つ《崩月》に養子のような形で迎えられた紅真九郎と、表御三家の一つ《九鳳院》現当主の娘・九鳳院紫。
彼らがいろんな事件に巻き込まれます( ・ω・)

さらに言えば「電波的な彼女」でヒロインだった堕花雨も裏十三家の一つ《堕花》の人間だったというのがこの「紅」で判明します。
(ただし、堕花の具体的な説明はないため詳細は不明)

私、こういう設定とか世界観が繋がってるの大好物なんです。設定厨なので…(/ω\)
おそらく、西尾維新氏の「戯言シリーズ」の設定とかが好きな人はすんなり入り込めると思います。

ちなみにこの紅、当時4巻の「醜悪祭(下)」が出た後、しばらく音沙汰がなくなりました。
「いや、絶対続くやろこれ…ここで終わったら打ち切りでも酷いぞ…」
しかし、1年が過ぎ、2年が過ぎ、3年が過ぎ…
やっぱり打ち切りか…と覚悟した6年目…

なんと、最終巻が出たんですね!(・∀・)

もうその頃には紅の新装版も出ており、スーパーダッシュ文庫もダッシュエックス文庫に名前を変えていました。
なんなら最終巻が出るまでの間に公式ファンブックも出てしまいました。

当然、最終巻に出てくる裏十三家《歪空》については書かれておらず。
しかしそれでも、ファンとしては出してくれただけでもありがたいですけど…!

しかし片山氏はこれで力尽きてしまったのか、以降は新作が出ていません(´・ω・`)
表御三家や裏十三家の設定使えば、あと3~4シリーズは同じ世界観で出せそうなのに…

ともあれ、紅の方はコミカライズやアニメ化などメディアミックスも豊富にされているので、小説読むのダルい(´・ω・`) という方はそっちから入ってもいいと思いますよ!


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