「あたしは、あなたを殺しにきたのよ」
今日のライトノベルは電撃文庫から発売された「レベリオン」です。
1巻初版は2000年5月に発行されました。
全5巻で完結です。
著者は以前取り上げた角川スニーカーの作品「ランブルフィッシュ」と同じ、三雲岳斗氏。
実は三雲氏の作品で初めて読んだのがこの作品(レベリオン)なので「三雲氏と言えばレベリオン」と印象付いています(*・ω・)
内容は学園アクションですね。
あらすじではSF学園サスペンスと書かれています。
R2というウイルスに感染することによって、約1割の確率で特殊な能力を持った「プロ・レベリオン」と呼ばれる存在になった高校生が主人公の話です。
SFというのはこのR2ウイルスによって遺伝子が書き換えられて特殊な人間になってしまうところを指していますね。
サスペンスというのは舞台となる市で連続殺人事件が発生しており、この犯人を追うところからきています。
・ウイルスによって遺伝子が書き換えられて特殊能力を得る
・このウイルスはアメリカのペンタゴンで開発されていた
・能力は生物学的にありえそうなものばかり
というような設定が、設定厨な私の心を刺激しましたね。
もうそろそろ完結しそうな「ストライク・ザ・ブラッド」のようなタイプ(吸血鬼が、魔女が、というようなやつ)の今風の設定ももちろんアリなのですが、個人的にはこういった科学ベースの知識でそれっぽい理由付けができる昔ながらのSF設定が好きなのです。
……まぁ、最近のライトノベルにはあんまりないですよね(´・ω・`)
そしてイラストは椋本夏夜さん。
今では様々な作品で挿絵の担当をされていますが、実はプロデビューはこのレベリオンなんですね!
彼女が描く儚げでミステリアスな雰囲気のイラストは私けっこう好きです。
別作品になりますが、上遠野浩平氏の「しずるさんシリーズ」なんかも内容にベストマッチしていて良いですぞ!\(>ω<)/
20年経っても色褪せない作品です。
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