今日取り上げるライトノベルは電撃文庫から発売された「時空のクロス・ロード」シリーズです。
1巻の初版は2000年9月発行で「時空のクロス・ロード」が3巻、その後に「新・時空のクロス・ロード」が3巻、そして「時空のクロス・ロード 最終譚」が出ています。
20年前です。うそやん…
著者は鷹見一幸氏。
元警察官でめちゃくちゃ経験豊富な方です。SF、特にスペースオペラと軍事系のネタと言えばこの方! という感じですね!
この作品の内容……はぐぐってもらうとして(ぉぃ)、ここで私の思い出話を一つ。
ちょうど大学生になってすぐの頃、あれやこれやあって鷹見先生、銅大先生を含む全6人くらいが参加するオフ会がありました。
現在はもうありませんが、上野の「たいまる」というトンカツの有名なお店で東京にきた銅大先生を迎撃して「とんテキ」を食おうという趣旨だったと思います。
(四日市で有名なトンテキとは違います)
たいまるのとんテキは確かに美味く、しかも参加者全員がとんテキを注文したのでそれがテーブルにずらずら並ぶ光景はなかなか圧巻でした。
さておき。
私としては当時何回も読み返していた時空のクロス・ロードの著者の鷹見先生にお会いできる! サインをもらうチャンス! ということで、1冊本を持っていきました。
このとき鷹見先生の電撃デビュー作の「時空のクロス・ロード ピクニックは終末に」にするか、内容が一番好きで一番読み返した「新・時空のクロス・ロード 緑の指の女の子」にするかで非常に悩みました。
しかしここはやはり読み返して愛着のあった新・時空のクロス・ロードにしました。
当日、先生にお会いして感動と緊張で若干震えながらサインをお願いし、本を出したところ、
「ああ、これは一番評価が微妙だったやつを…」
といった感じのことを苦笑されながら言われた覚えがあります(笑)
ウソでしょ!? と当時は驚いたものです(笑)
ただ、世間の評価はどうであれ私がこの作品が一番好きだったのは変わらないし、そもそも先生の著作はこれしか持ってきていなかったのでそのままサインを頂きました。
これは今でも宝物です。
ちなみに、このオフ会では同じく上野にある無稼働実銃専門店にも行きました。
無稼働実銃というのは、本物の銃に銃弾が発射できないように加工を施したものです。
(合法的に輸入して数々の検査や条件をクリアして販売しているので銃等法違反にもなりません)
ここでは無稼働実銃の他にそれに関連するアイテムも売っております。
ちょっとうろ覚えですが、ここで鷹見先生は「銃の整備マニュアル」を見ていたと思います。
私は「たぶん作品の資料にするために読んでるんだろうなぁ」と思ってその様子を見ていました。
すると先生は、
「実際に戦場に出てこの銃を使う兵士はどういう気持ちでこれを見て整備しているのかを考えていた」
というようなことを仰っていました。
これは非常に印象に残っていますね。
そういう見方で見るんだ、と。
そんな印象深いオフ会も、もう14年前のことなんですね…(´ω`)
あのときは何も知らん若造だったけど、多少なりとも人生経験を積んだ今、あのときのような鷹見先生や銅大先生を初めとする経験豊富な方々の会話を聞いたらもう少し理解して聞けるのかな、なんて考えつつ……
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