「――これ、買います」
今日のライトノベルはLINE文庫エッジから発売されている「ザバゲにGO!」です。
1巻初版は2019年9月に発行されました。
現在は2巻まで出ています。
LINE文庫エッジとは2019年8月に、LINEが運営するweb小説投稿サイト「LINEノベル」から創刊された新しいライトノベルレーベルです。
総括編集長は三木一馬氏。
かつて電撃文庫で「と魔禁」シリーズや「魔法科高校の劣等生」など数々の作品の担当編集を務めた方です。
まだ創刊して1年も経っていませんが、榊一郎氏、鎌池和馬氏、春日みかげ氏などなど、すでに他のラノベレーベルでバリバリヒット作を書いている作家陣が作品を出しているレーベルです。
今回取り上げている「ザバゲにGO!」も、スーパーダッシュ文庫(ダッシュエックス文庫)で「ベン・トー」などのシリーズを書いたアサウラ氏が書いた作品になります。
ガンマニアかつザバゲ大好きなアサウラ氏が趣味全開で書きたくて書いた、ある意味渾身の一作。
主人公とその幼馴染(2人とも野郎)が、ふとしたきっかけでエアガンなどを販売するガンショップに入ってしまい、そこからザバゲにのめり込んでいく話です。
これはいけない本だ(・д・;;)
文章力のある作家が己の趣味全開でノリノリで書いた作品が面白くないわけがない…
もはやこの作品は、ザバゲを知らない人向けに書かれた入門書です。
話の途中に太字でエアガンやザバゲ関係の説明がちょいちょい書かれているし…
著者もあとがきで「前々から書きたかったけど手間がかかる上に売れない、しかも様々なリスクがあり、どの出版社もやりたがらない」と言ってしまうような作品です。
ライトノベルでありながらオリジナルの同人誌にも近い感じがありますね!
ライトノベルでありながらオリジナルの同人誌にも近い感じがありますね!
実際にサバゲをやってる人は「あるある」と楽しめるだろうし、私のようにやっていなくてもエアガンくらいは欲しくなるような魔力を感じました。
そして著者は売れないと言っていましたが、2巻が出たことからも、やはり同じようなことを思った人はいたのでしょう。
……どれ、ちょっと今週末はガンショップでも行ってきますかね…
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