「そうだ。幽霊だ。ゴーストだよ」
「へえ? じ、じゃあさ、あたしは聖子だから“ホーリィ”ってのはどう? 可愛いい?」
今日のライトノベルは電撃文庫から発売されている「ブギーポップ・アンバランス ホーリィ&ゴースト」です。
初版は2001年9月に発行されました。
上遠野浩平氏によるブギーポップシリーズの9作目になります。
実は私の中でシリーズ中1、2を争う印象があまりない作品です。
なんでなんでしょうね…?
自分でもよくわからないのですが、今見返しても「こういう内容だったっけ…?」みたいなところがちょいちょいあって…
そんな中でも覚えていたのは、フォルテッシモに次ぐ統和機構のヤバいMPLS、“リセット”こと雨宮世津子の初登場作品だったことですね。
自分が投げたり撃ったりしたものの着弾したときの威力を自在に変えられる“モービィ・ディック”という能力をもっています。
拳銃で撃った弾の威力を下はゴム弾から上は巡航ミサイル以上まで変えられるという、破壊力特化のおばさんです。
さらにこの人、実は双子で同じく能力をもった姉がいます。
この姉に関してはブギーポップシリーズでは後に出された「ロスト・メビウス」や、同じく上遠野氏の著作である「戦車のような彼女たち」という作品で登場します。
この“リセット”以外のキャラは、他の作品では出てこなかった気がするので、立ち位置的には「パンドラ」に近いかもしれません。
関連ブログ記事
本作、私の中では影が薄いだけで、内容はいつも通り安定のハイクオリティですからね!\(`・ω・´)/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます