19日の日曜日は、府中市の聖マルコ教会にて開かれた
第3回市民と介護を考えるカフェ「オリーブの木」に参加して
「喪失の悲しみをどう乗り越えるか?宗教を超えて語ろう!」
というテーマのお話をお聴きしました。
オリーブの木の代表をされている脇濱さんとは
2013年2月に開かれた第22回「みんくるカフェ」の
「今つづるエンディングノート」のワークショップに参加した際に知り合って
フェイスブックを通して、その活動のお話をお聴きしていました。
私自身は、2006年に夫の父を見送ってから
ヒトの生と死・・・を、ヒトはどのように受けとめて
どのように、感じたり捉えているのかということに関心をもっており
機会を見つけては、「死生学」や
様々な医療や宗教やこころの分野を巡るお話をお聴きしています。
今回は、仏教の浄土宗僧侶、小川有閑師と日本聖公会牧師、中村邦介師をゲストに
脇濱さんから提示されたテーマにそって、お話をお聴きしました。
1.「喪失感」の受け止め方について。
2.「共感」と「なぐさめ」について
3.「癒し」とは?
4.「死」の捉え方について
5.よりよい「死」とは?見送り方とは?
おふたりとも、ひとつひとつのテーマに
お答えのむずかしいと思われるような・・・
様々なこころの中の課題についても
とても真摯な態度で、また、ご自身の経験を交えてお答えくださいました。
小川有閑師は、『自死・自殺に向き合う僧侶の会』で活動をされているそうです。
詳しいまとめを、脇濱さんがアップされていますので
ぜひ、そちらをご覧くださいませ。
宗教という視点を離れても・・・
私たちの身近に「生と死」があることを
この何年かのあいだに、つよく感じる機会を得て
自らの生き方と、死に向けての態度を想いあぐねつつ
「想うようにならないことの多いこの人生」を生きていくうえでの
自分なりの指針や心構えを、ささやかでも持ちたいなぁと想いました。
さらに、家族の死に直面することも増え、身近にご家族を亡くされた方もあり
人それぞれ、死の迎え方や、死生観も感じ方も捉え方もちがうなかで
それぞれの方のお気持ちが、すこしでも安らぐことができますように・・・
寂しさや辛さに対して、ただただ傍らに
ともにあるこしかできないとしても・・・
その時の自分のありようを、ふかく考えさせられました。
以前から、聴くことやコミュニケーションについて
教えていただいているキッペス先生や
夫の父や私たちがお世話になった小澤竹俊先生の言葉やお姿を想い浮かべては
いまの自分に必要なこと、ささやかでもできることを考えています。