Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

わくわく授業「14歳の詩  気持をことばに」・・・

2007-06-04 12:26:44 | Weblog
週末も、あれやこれやのドタバタの中…
ほんの少しの変化の見える「月曜日の朝」になりました。

kirikouが、金曜日に出た宿題の
まだ、ところどころ絵の具の乾ききっていない「地域一斉清掃」のポスターを持って

ギリギリセーフのタイミングで、学校に向かって階段を登っていき…


ちょうど家の前の電線に、少し大きめの2羽の黒っぽい鳥が
白い雲のうっすらと浮かぶ青空を背にして、留まっているのが見えました。

一方が「チ~~~ッ」と鳴くと、
少し後から、もう一羽が少し小さめの声で「チ~~ッ」と答えるかのように鳴いています。

お向かいの家の夏みかんの生っている木のあたりを、行ったり来たりしながら

どこに向かって鳴いているのかもわわかりませんが
「ツガイなのかしら~?」なんて思いながら、しばし眺めておりました。


今日は、久ぶりに家で落ち着いて過ごせますので
ゆっくり少しずつ、思いつくままに書いていけたら良いなぁ…と想っています。


まずは、kirikouのことですが

相変わらず宿題に取り掛かるのが遅くって、
「漢字は…イヤだなぁ…」と言いつつ、自分の中では(いまのところ)

「宿題は、やるもの」という位置づけになっているらしく
(間に合わなくって、やらないでいくこともないわけではありませんけれど)

まだ、スムーズに取り組めているとはいえませんが
ナントカカントカ、こなしているところでしょうか?

(たぶん)好きであろう絵を描くことには、それでも進んで向かいますが
当然、漢字と算数のドリルは、後回し…になります。

それにしても…もう眠い時刻になって、ゴソゴソとはじめたポスター製作は
遠目から観ても、何だか真剣に一生懸命描いています。

本人に「絵を描くのが、好きなの?」と聞いても、まともな答えは返ってこないと思いますが
そんな姿をみると、人の意欲や行動の基にあるものの不思議さに眼を見張る想いがしますね。

さて、日曜日に興味深いTV番組がいくつかありましたので、ご紹介しておきます。


日曜日の朝5時からの「こころの時代」では、

神奈川県の山北町で「くだかけ生活舎」を主宰していらっしゃる和田重良さんの

「大人への条件~思春期をどう生きるか~」というお話でした。

再放送が、来週 6月10日(日)時間 :午後2:00~午前3:00(60分)に予定されています。

私は、直接お話を伺ったことはありませんが
夫は、一度何かの会でお話を伺ったことがあるようでした。

山北町方面は、以前にも植林に行ったり
(できる限りですが)年に一度くらいは、家族3人で山歩きに出かけているところで
ぜひ、一度その「くだかけ生活舎」を観にいきたいと想っていました。

お話の内容は、今を生きている子どもたちにとって

「ほんとうに、何が大切なのか?」

「いま親として、大人として、子どもたちに何を伝えていくのか?」

「何をして、何をしないのか?」などなど、

私自身の思いや考えをあらためて問い直すことを、促しているような…気がしました。

お父さんが小さな紙切れに残された「天地廣大悠々遊戯」という言葉も
なんだかとても、心に残りますし

「欲望のステップアップ」のお話も興味深く感じました。

まだ、録画をさっと観ただけですので
もっとじっくりお話を味わうように、聞いてみたいと想っています。

それから、(チョッと内容はそれますが…

日曜フォーラムの「100歳に学ぶ・元気の秘密」も興味深く

「わくわく授業」の次の番組の「未来人」で取り上げていた
中小企業への派遣社員のお話も、とても気になりました。)

さて、タイトルにしました昨日のわくわく授業「君だけの言葉 待っている」では

中学校2年生の13歳から14歳の子どもたちの
「国語スペシャル」という一年を通して詩を作っていく

「ただひたすらに詩を作る授業 大切なのは自分を見つめる時間」という
 
斎藤正三先生と子どもたちの様子を、30分の放送時間の中で、
ていねいに追っていました。

このところ…(今年は、ついにkirikouも10歳を向かえるということもあって)

思春期方面の話題は、興味が尽きないところです。

子どもたちのなにげない表情や先生との会話のやり取りから

子どもたちから『子どもたち自身の言葉が生まれてくる』のを

『ゆったりと待っていらっしゃる』先生のまなざしや姿勢がうかがえて…

これはスゴイなぁって思うと同時に

「あぁ~これは、はま先生の姿勢に通じる…んじゃないかしら~!!」と思い当たりました。

そんなことには、番組では触れられていませんでしたが
私には、大村はま先生のまなざしと同じものが感じられて、とってもうれしくなりました。

再放送は、金曜日深夜1時5分から1時35分とのこと。
(日付は、8日の深夜でたぶん6月9日になるのでしょうか?)

その後の新・日曜美術館は、ねむの木学園の子どもたちの絵を納めた
美術館が静岡県にオープンしたとのこと。

宮城まり子さんや子どもたちの表情も生き生きとしていましたね~!!

ついでに、テレビの録画シリーズで…いま、ブログを書きながら

観ているのが6月2日のトップランナーで、彫刻家の「棚田康司」さんです

作品もお名前も知りませんでしたが、一度その木彫りの作品を観たら…きっと

なぜか惹きつけられて、脳裏から離れないような…
そんな表情をもった作品を造る方ですね~。

(ぜひ、作品のもつ木の質感や子どもの表情などを、直に観てみたいです~!!)

再放送は、6月8日(水)15:45【BS2(BSアンコール館)】/6月7日(木)24:10【総合】デス!!


さて、民放の番組ですが、テレビ話題の続きでご紹介したいドラマがあります。

今年のLD親の会「にじの会」のデイキャンプのバーべキューでご一緒した方が
テレビの製作をしていらして、そのご家族のことがドラマ化されて

6月15日(金)に、放送されるそうです。

金曜プレステージ父の日スペシャル 『パパの涙で子は育つ』
フジテレビ <2007年6月15日(金)21時~22時52分>

内容は、詳しくはわかりませんが…
主演は、江口洋介さん!!薬師丸ひろ子さんも、お会いしたママさん役(?)で出演します!!

実際にお会いして、とっても素敵なご家族でいらしゃるんですよ~~!!

皆様も、ぜひご覧くださいね~~!!


さて、テレビのお話が続きましたが、どうしてもお知らせしたいセミナーがあります。

今年度、星槎大学で私が受講するスクーリングは

いまのところ「聴覚・言語障害児の指導」と「非言語コミュニケーション」と
去年受講できなかった「認知心理学」の予定です。

そのほかに、今年度は「特別支援教育公開セミナー」が、積極的に開かれています。(以下に転載します。)

★ 2007年6月16日(土)13:30~16:00  星槎大学特別支援教育セミナー

第5回星槎教育研究所
「不登校・引きこもりの背景と広汎性発達障害」セミナー基調講演
 
■テーマ:
  「不登校・引きこもりの背景と広汎性発達障害」
 
■講師: 十一 元三 (といち もとみ)京都大学大学院医学研究科 教授
 
■費用: ライブ会場(大阪) 1,000円 TV会議配信会場 無料

※今回からのセミナーは星槎教育研究所が 
「不登校・引きこもりの背景と広汎性発達障害」セミナーとして実施するものです。
全6回で実施するセミナーに先立っての基調講演となります。
全セミナーに参加され、簡単なレポートを提出していただくことにより、修了証を授与します。
※各回によりライブ会場、TV会議配信会場が異なりますので、
都合によりご参加いただけない場合は、DVDによる受講も可能になります。

 お問い合わせ:
 横浜情報処理センター フリーダイヤル 0120-82-2686

 小中学校・高校にはかなりの割合でメンタルヘルスの支援を必要としている児童生徒がいて、
教育行政関係者・学校管理者・保護者を含め多くの人が
「(心の問題は)カウンセラーにまかせればいい」という
大きな誤解をしているが、実はカウンセリングで対応できる範囲を超えた
(精神)医療的問題であることが非常に多く、
「発達障害」を含む多彩な児童精神疾患が背景となっているという現実と
それに対してどう対応する必要があるのかについて お話いただきます。
 
・発達障害と精神疾患(うつ・統合失調症など)
・発達障害と社会適応
 (不登校・ひきこもり・社会的問題行動など) 

 ■会場
・新梅田研修センター(大阪府大阪市)

下記の会場に、TV会議システム(双方向)による配信を予定しております。
※会場の関係で変更になる場合があります。

・札幌学習センター(北海道札幌市)
・夢作志学院(栃木県宇都宮市)
・立川学習センター(東京都立川市)
・興学社高等学院(千葉県松戸市)
・横浜情報処理センター(神奈川県横浜市)
・明聖館高等学院(香川県高松市)
・今治西高等学院(愛媛県今治市)
・福岡西学習センター(福岡県福岡市)
・沖縄学習センター(沖縄県沖縄市) 


お問い合わせの上、ぜひご参加ください!

(私は、スクーリングと重なっているのでDVDを借りるつもりです。)


最後に、2年越しでどうしてもお話を伺ってみたかった滝川一廣先生が参加される
「人間学アカデミー」をご紹介いたします。

去年は、スクーリングのあとに懇親会に押しかけて…

ほんの少しだけお話をさせていただきましたが、今年こそは!!と想っております。

6月30日に『人間学シンポジウム』

テーマ 「昔はそんなによかったのか-現代の社会不安を考える
」が開かれます。

パネリストは、布施克さん (国際社会貢献センターコーディネーター)

       浜井浩一さん(犯罪学)

       滝川一廣さん(精神科医)

       小浜逸郎さん(批評家)  

日時: 2007年6月30日(土)14:00~18:00
(開始時刻が通常の講義と異なりますのでご注意ください)
会場: PHP研究所6F大会議室(地下鉄半蔵門線半蔵門駅下車徒歩5分)

何の予備知識もありませんが、滝川先生のご本を読んで

「これは!!」という想いがず~っと強くあって、今回ようやく念願がかないそうです。
 
人間学アカデミーの第6期も、興味深い講師の方とテーマがありましたが
参加は出来ませんでしたので、このシンポジウムは、ほんとうに楽しみにしています。


どうも、このところ

『これは、どうしても知りたい!!観たい!!聴きたい!!』と想うと…

矢も盾もたまらずに…走り出しそうになってしまいます。

ただ、当然「できること」「できないこと」もあるので

「あせらず、たゆまず、おごらず」の言葉を思い出して

できるだけ、一拍おいてから、大きく深呼吸をして…

自分の想いを、なるべく遠くのほうに放り投げてみて…

その行方を見送って…後は、野となれ山となれ…

いつか、返事が届くのをゆっくりと待ってみる…

な~んてことができたら、どんにか良いかしらぁ~~~と、想っています。


何やかんやとしながら書いておりましたら…とっくに、お昼時を過ぎていましたね…


先ほどより、声の高さや大きさも
バリエーションに富んだ鳥の歌が、幾重にも重なって聞こえています。

まるで、おしゃべりしているように聴こえてくるのも、面白く…

人のコトバも、うかがい知るには、なかなかに難しきことなれど

だからこそ…

「そうとは、知りりつつも…

人というものは、言葉を尽くしていくものなのかもしれなくて…」

いつの日か…鳥のコトバもわかったら…いかがなものかと、ふと想います…


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2 コメント

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Unknown (平太)
2007-06-04 23:26:11
こんばんは。
先日、イラストの上手なしんのすけくんという、青年とお母さんのドキュメントを見ました。

kirikouくんと、風待人さまを想像しながら見ました。
 
kirikouくんの絵は上手かな?と思いました。
kirikouくんやしんのすけ君がとても愛しく思えました。

いつも、ゆったりあたたかな、風待人さまへ。

                    平太
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うれしいお手紙をいただいたような・・・ (風待人)
2007-06-05 07:20:13
平太さま

おはようございます・・・

「しんのすけくん」ですか~?私も、観てみたいです~!!

きっと、とても良い雰囲気の母子でいらしたんでしょうね~!!

ウチの実態は・・・ドタバタ・・・「寺内貫太郎一家」みたいかも~
しれません。

あくまで目標としての

『いつも、ゆったりあたたか・・・でいたい!!』の風待人デス。

そういえば、もう梅の時期でしたね~!!

何にしようか・・・アレコレ考える時間も幸せに思います・・・

ホントウは、梅もぎに行きたかったんですけれど・・・
いまからでも、送っていただけるでしょうか?

うれしい「季節のお便り」のおすそ分け・・・をいただいた気分です。

ほんとうにありがとうございます!!
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