Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

稲刈り・・・

2008-10-02 11:34:15 | 表現すること
朝からスッキリとした青空の広がる、まさに「秋日和」。

風もことのほか心地よく、いよいよkirikouたち5年生の育ててきた稲も刈り取ります!!


kirikouはというと、あれだけよく眠りましたし
「今日は何があっても行かなくっちゃ~!」という意気込みのおかげで
体調の方はまぁまぁで、チョッと遅れつつも、元気に登校して行きました。


何が面白くてイネを育てているのか?
いまひとつはっきりとは、わかりませんけれど

こと、kirikouに関しては、教育的効果とか体験学習なんてことには、まるっきり無関係で
ただただ「本人が何を思ったのか、やりたくてやっている。」だけのことなんです。


ということで、今朝も「はじめのい~っぽ!」の学習会のお手伝いをお願いしている
こみちさんと電話で、アレコレとおしゃべりいたしましたが・・・

全部が全部とはいえないまでも、子どもにとって
「学校の勉強が、楽しかったり興味のあるものだったら…
もっと積極的にやる気になるのかしら~?」とか

「歴史なども、学校で習ったときはピンときていなかったけれど
この歳になって、そのオモシロさに気づくこともあるし…」などなど。

(このところ、いわゆるお勉強に対してあんまり熱心でない母親なので…)

たまにkirikouの教科書を覗いてみたりすると
結構オモシロそうなこと、ムズカシイことを学習しているんですね。

中学・高校となれば…なおさらのこと。

いま、高校の化学の問題をやったら…お恥ずかしい限りですけれど
たぶん、できない問題があるやもしれません。

(それを、子どもたちに理解できるように教えるってことは
いやはや、ほんとうに大変なことですね!!)

歴史や数学や…私にとっては、苦手科目のあれこれも
世の中には、そういう世界や考え方があって
それらを、見聞きしたり考えたり、その方法を学ぶことで
これから自分の生きていく世界の見え方が広がっていく…機会を得ることになるのでしょうか?

この歳になって、自分の興味関心のあることを学ぶ事の楽しさに目覚めてしまったので…

「中学や高校レベルのことが理解できたら、ちょうど良い加減」かもしれません。

そうそう、ちょうどkirikouが、習っている5年生の小数の計算あたりは
「ひとつの山場」になるのでしょうか?

夫と私とで、彼に理解しやすいように教えようと思ったら…これが存外難しくって

理屈ややり方がよくわかっているからって
よくわかっていない人に「上手に教えられる」というものでもないんですね。

先生というのは、きっと教えることの専門家でいらっしゃるんだろうなぁ…
とつくづく思った次第です。


さて、そんなことをツラツラと申し上げているうちに…

先日来、長いこと図書館の予約待ちをして借りた
池田清彦著「遺伝子がわかる!」のことを思い出しました。

まだ読みかけですけれど、裏表紙には(以下引用)

『遺伝子という言葉は今では誰でも知っているが、誤解も多い。
 そもそも遺伝子とは何か人はなぜ死ぬのかといった根本的な話から
 がんと遺伝子、性と遺伝子、進化と遺伝子、などの最新の知識まで
 基礎からわかりやすく解説。読みごたえ十分の入門書。』

第一章 遺伝子とは何か  1 メンデルの考えたこと

『…新しい科学知識は、最初はごくわずかの専門家のものだけれども、それが社会にとって重要であることがわかると、徐々に一般の人の間に浸透してくる。しかし、知識は必ずしも正確には伝わらず、コトバにまつわるイメージだけが先行して誤った知識が世間に共有されてしまうことも多い。遺伝子やDNAはそういった類の代表のように、私には思われる。(中略)
 まずは歴史の話から入ろうと思う。歴史をひもとくのは、昔の学者の無知を白日の下にさらして優越感に浸りたいからでなく(そういう不純な動機もまったくないとは言えないけど)、原因がわからない現象を説明しようとする時に、人間はどういうタイプの理論を構築するかがよくわかるからである。』(引用ここまで)

いやぁ~、私はこの先生の、とっても正直で
明晰な(というのでしょうか)ご説明の組み立て方が、
ほんとうにわかりやすくって好きですね~!

このご本の後の内容は…最先端の聞きなれない専門用語も飛び交っておりますが

できる範囲で付いていきながら、大筋を捉えつつ
根本的な考え方やその方向性の何がしかを、掴むことができたら良いなぁと思っております。

ちくまプリマー新書は、どのような方をターゲットにしているのかよく知りませんけれど
若い方も意識した読みやすさと幅広い分野にわたっているような気がします。

ご紹介した新書は、PR誌で気になってチェックいたしましたが
「Webちくま」もありますし。

またまた、読んでみたい本を見つけてしまいました!!


そうこうするうちに、お昼も近くなってきましたが

当初、お話しするつもりだったのは、先ほど放送しておりました
NHK教育テレビの「読み書きのツボ」のことでしたっけ。

今日の第10回のテーマは「数えてすっきり~情報の整理・分類~」とのこと

いつも観ながら思いますけれど、小学校5・6年生向けといっても

言葉そのものについてだけでなく、伝える(=コミュニケーション)手段や
道具としての言葉について考えてみると
これって大人にとっても、大切なことを扱っているんですね!


以前『「学習障害」というけれど…』というお話をいたしましたが

その定義をもう一度、コチラにあげますと

『全般的な知的発達に遅れはないが
聞く、話す、読む、書く、計算する及び推論する能力のうち特定のものの
習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指す。

その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが
視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や
環境的な要因が、直接の原因となるものではない。』

そこに挙げられている「聞く、話す、読む、書く、計算する及び推論する」ことの
重要性もさることながら
その一つ一つの順番も興味深く思えてきませんか?

まずは「聞く」そして「話す」ことなんですね~!!



アレアレ!とうとう時間切れになってしまいました!

「ツボ」で言われていたようには
上手に整理できないまんま「尻切れトンボ」のお話になりました。



皆様も、すっきり秋空を見上げながら

さわやかなお健やかな佳き一日をお過ごしくださいネ!!


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