このところ、NHKの時代劇を、結構よく観ているなぁ
と、ふと想いました。
子どもの頃は、両親と一緒にテレビを観ることが多かったこともあり
おそらく、その時に時代劇を、よく観ていたような記憶がありますけれど。
さすがに、20代30代の頃は・・・
大河ドラマを、家族で観るくらいで
いわゆる時代劇を観ることも、あまりなかったように想います。
ただ・・・本のジャンルでいえば、高校生の頃
よく山本周五郎さんの文庫本を読んでいた記憶がありますし
この数年、映画などで取り上げられている時代劇を
観る機会は増えました。
自分の年齢のせいなのか、時代の流れや流行のせいなのか？？？
ヒトが、時代劇や過去の歴史を扱った物語に惹かれるのは・・・
なぜなのかしら…と、ふと想っています。
さて・・・
そんな折、ドナルド・キーンさんの書かれた「未発表の小説が見つかった」という
ニュースを目にしました。
以前、松岡正剛さんの企画なさった「三冊屋」で、気にかかった
「果てしなく美しい日本」という文庫本が、手元にあります。
それまで「過去の文学と歴史に関する日本印象記」を、おもに書いていらした
キーンさんが、1958年（ちょうど私の生まれた年・・・）に
「あるニューヨークの出版社から現代日本について一般向けの本を書いてみないか」
と誘われて、同時代の日本についての感想をまとめた『生きている日本』という本を
お書きになったとのこと。
日本に最初に紹介されたのは、1973年
2002年に「果てしなく美しい日本」という文庫本として刊行されたそうです。
いつもの・・私のワルいクセで、
ついつい気になるところを拾い読みするばかりですけれど。
ながらく、外国人として、日本を眺めていらして
日本の歴史を踏まえて、いままでの日本をずっと、観ていらしたキーンさんが
今、日本人として、日本で暮らすなかから、お感じになることも
できれば、ゆっくりと・・・お聴きしてみたいなぁと想っています。
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