Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「家庭と学校と地域」に、望むこと・・・

2009-11-05 16:32:02 | 地域の暮し
朝10時から午後1時過ぎまでの、平成21年度の『ありんこの講演会』も無事終了して

上野先生ご夫妻と息子さんの、素晴らしいお話を伺うことができました!

そして、ありんこ役員の皆さんも、お疲れさまでした!



22歳になる息子さんは、落ち着いた表情でご自分のことをお話し下さって
とても、立派に成人して、現在は
ご自分のお好きなことを活かしたお仕事についていらっしゃいます。

お父様の上野健一先生からは、お子様のことや「発達障害全般について」および
「教育現場での様々な取り組み」について、分かりやすくお話いただきました。

続いて、お母さまの上野景子先生からは、小さいころからの子育てのことや
思春期のことなど「私たち母親にとって、いちばん身近なお話」を
いろいろ伺うことができました。


「小学校で、なかなか理解されなかった頃のこと」「中学の頃の不登校」のこと
高校生の時に、北海道の学校へ送り出されたことなど

「思春期」や「自立に向けての大切なポイント」を、教えていただきました。

質問の時間では、ご家族の皆さんが並んでお座りになって、お答えくださいました。


これまでの何年かの間に経験なさった「大変な出来事」に対して
その時々に一生懸命取り組んで、何とかくぐりぬけてきたからこそ

壇上で、笑顔でお話ができるんだろうなぁと、つくづく想いました。

私から、「『家庭・学校・地域』で、
どんなことがあったら良かったと想われますか?」とご質問いたしましたところ

健一先生からは「家庭では、夫の理解」「学校・地域では先生や周りの方の理解」

景子先生からは「家庭も学校も地域も

『その子を認めて受け入れてくれる居場所や役割があること』」

息子さんからは「趣味や好きなことを伸ばして活かしていけること」との
お答えを頂きました。


私たち母親や、子どもたちにとって、心強く、たくさんの勇気を頂くお話でした。


ご本も出ているそうですので、ぜひ、お読みいただけますように!

『わらって話せる、いまだから ― 高機能自閉症児の青春ドラマ』

上野景子/上野健一 / 東京シュ-レ出版

『 ボクもクレヨンしんちゃん ― LDの息子とともに歩んだ12年』

上野景子/上野健一 / 教育史料出版会



我が家も、まだまだ「発展途上の親子です!」


人それぞれの目指すモノや目標は、あると想いますけれど

まずは「自分の中の基準や大切なモノを、見直して」
できていることを、きちんと認めていきながら

あとチョット上の目標を目指しつつ

100点満点のうち、10点から20点くらいができたら「まずは、上出来です!」

行ったり来たり、右往左往をしながらも、スッテプを刻んで登って行きましょう!



先の見えない「山登り」の苦しさも、一緒に登っているお仲間の存在があったり

一歩先を歩んでいる先輩の姿を、目標にしていけば…


少しは、肩の荷も軽く感じます!


さらには、心やさしい「地域の方々や行政の方々のご理解とご協力があれば…」

ムズカシイ社会状況の中にあっても、きっと障害のあるなしに関わらず

みんなで、生き生きと暮らすことのできる社会になるはずです!!!


まずは、「一人きりで抱えこまないで、SOSを発信して」


色々な方々のお力を、お貸しいただけますように、お願いをしていきましょうね!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。