
火曜日に偶然見つけた、松本清張さんの原作を脚本家向田邦子さんが
ドラマにした際のプロセスを扱った本が、なんとも面白くって。

「松本清張 向田邦子『駅路/最後の自画像』」を読んでみると
短編としての原作も、さすが松本清張さんだなぁと納得することばかりですけれど
そこから、登場人物を、動きや表情を持った顔のある人として生み出し
セリフや、場面設定や小道具やその人の生きてきた背景まで、描きだしながら
その作品を、視覚的に表現するということ
(実際のドラマを、きちんと見てみないと、その全体像はわかりませんけれど)
不思議なことに、脚本に書かれたせりふやト書きから
かなり、具体的なイメージが湧いてくるものですね。
さらに、役者さんや演出や撮影セットが創られてゆく・・・
これまで、私ににとって、ドラマはただ観て楽しむものでしたけれど
どうやって、物語の世界を、目に見える形にしていくのかしら?
という興味を持って、観てみると・・・
また違った、楽しさが広がってくるような気がします。