Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「わかってほしい・・・」という気持ち

2008-06-30 12:12:32 | 特別支援教育&教育関連
お昼時になって、窓の外が急に明るくなってきました。

今朝のkirikouは、身体も動かなくってちょっと遅れ気味でしたので
ついつい母の気持も重くなりがちですけれど…


このところ(皆様には、お話していない「ある事情」もあって)
私としては、どうも落ち着きの悪い毎日を過ごしております。


私とkirikou、また私と夫の間でのコミュニケーションについて考えてみた時にも

おそらく長い間「お互いに、自分のことをもっと解って欲しい」と思っていると
私としては、想っておりましたが

実は、それがそうでもなくて「私だけが、私の想っていること」を
「もっと解って欲しいと思っている」のかもしれないということ

または、「わかってほしいと想う」その程度や表し方にずいぶんと違いがあるらしいことに
つい最近、気づくというできごとがありました。

まだ、はっきりとした確信には至っておりませんが…

いつも、口では申し上げているとおり
「自分の想っているのと同じようには、他の人は想っていない」ということ

感じ方考え方は、ほんとうに人それぞれだということを
自分自身が、何度も何度も知ることにぶつかることってあるようですね。


でもその「わかってほしい」という気持を
言葉にして何とかして伝えないかぎり、伝わらないのでしょうし。

そんなことを考えながら、どうにも堂々巡りの言葉を書いてしまう私です。

なんだか、何事もウマク回っていかないような気のするときには
大きく深呼吸でもして、視点を変えたりすることが必要かもしれませんね!


ということで…タイムリーな発見もありましたし

(『アスペルガー・ADDのサラリーマン日記』さんのブログに書かれていた

アスペ・エルデの会の辻井正次先生の講演の中にあった9個のポイントを、ご承諾をいただいたら
後ほど、コチラでもご紹介したいと想っておりますが…
よく読んだら、先日ブログを終了なさったとのこと。お返事があるといいんですけれど。)


先日、特別支援教育士養成セミナーでご一緒した
スクールカウンセラーの方にご紹介いただいた

NPO法人パルレの代表の坪井様から講演会のお知らせが届いております。(以下転載)

『みんなちがってみんないい! ~今、親にできること~』

発達障害のこどもたちの親としての役割とは、どのようなことでしょうか?

特別支援教育がはじまって1年が経ちました。今、親にできること、 保護者としての役割、さらに支援できることは何かを考えていきます。


<日 時>  2008年7月5日(土) 13:30~15:30

<会 場>  品川区ボランティアセンター 3F 会議室
  JR・東急線 大井町駅 徒歩5分

<講 師> 教育庁特別支援教育主任指導主事 太田裕子氏

<参加費> 無 料

<定  員> 40名 定員になり次第締め切り

<申込先> 青少年育成・自立支援の会 パルレ
         氏名・住所・電話・お立場(保護者・教育関係者など)を明記して、
         下記へご連絡ください。

      FAX:3788-3990 メール:kumikt@cts.ne.jp
   
<実施団体>  青少年育成・自立支援の会 パルレ

まだ、定員に余裕があるそうですので、
お近くの方は、よろしかったら是非参加してください!


そういえば…昨日の茂木先生の「クオリア日記」によると

先日の「プロフェッショナル」に出演なさった服巻智子さんのご縁で
佐賀で講演をなさったそうです。
参考までにNPO法人それいゆのHPです。

全国各地で、たくさんの方々のお力が集まって

一歩ずつ一歩ずつでも、前に向かって進んでいきますように~!!


「子どもたちのことや保護者のことをもっとわかってほしい」という気持を込めて

私一人にできることは、本当にささやかですけれど

それでも、できるかぎりの気持を言葉に表して
発信をしていきたいと想っております。


どうぞ、皆様のお耳を傾けていただけましたら…何よりの幸いです。


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4 コメント

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雑感です (双子の母)
2008-06-30 18:35:36
「自分の思いをわかって貰う」
「言語」優位の私。言葉に言葉を重ねて語ることもよくあります。しかし語れば語るほど上滑りを感じることも多々あります。
でも、分かってもらいたいのは何のためでしょうか?
私自身は正直申すと結局のところ「自己擁護」のためのことが多いです。
相手にとってそれは快いとは限らない。

地域の活動で「言葉」をもたない方たちとともにすることがあります。
「言葉」がないがゆえに伝わる「思い」。
本当に心にすとんと落ちるものがありました。

わが子の教育の場でもいま担当の先生は
言葉にだすと自分がこわれてしまうようなわが子の思いを
きちんと把握して
教育環境を整えてくれています。

言葉は大事ですが
その人その人が心から発するものは
いろいろな形で伝わります。
ときには言葉が邪魔になることもあります。

教育支援もそうです。
ことばにならない親御さんの愛情。
愛情を十分に受けたお子さん。
十分先生たちには伝わります。
そうしたところから、「せねばならない義務感」ではなく自然に「支援をしてあげたい」という思いが発していくような気がします。

もう1つ。
保護者支援はとても難しいことです。
「わかってもらう」ということが
「自分にとっての都合」であることが多いからです。
大きな視野でご自分やお子さんを考えていける想いがない方がとても多いです。
私自身、その点でいまとても疲弊していますので・・。
当事者である私がそうですので
学校の先生にはもっと疲弊していると思います。
返信する
人間である限り (Hbar)
2008-07-01 08:42:35
分って貰えないという思いは人間である限り仕方の無い事です。
自身の事は分ろうと思えば毛穴1つまで分ります。
しかし、人は他者の毛穴を気にする時、恋をしています。
恋人でさえ、恋しい時間はそうあるものではありません。
恋人でなければ無関心そのものでしょう。
分って貰えなくて当然です。
だから自分の事は自分で責任を負わねばなりません。
返信する
「言葉」がないがゆえに伝わる「思い」・・・ (風待人)
2008-07-01 09:04:10
双子の母さま

おっしゃっていることの一つ一つに、深くうなずくものがありますね・・・

人それぞれ・・・の中には、その思いや意思を伝えるために

言葉をつかう人、音楽や絵画や映像表現を使う人・・・

目配せや微笑という表情や身体全体で表現する人・・・

その表現も表現しようとする内容も、それぞれですものね。

外への働きかけをすることだけが大切なのではないのかもしれない・・・
自分の中だけで完結している・・・ことも可能なのか?

人と関わることが何よりも素晴らしいものだという風に、
ついつい考えがちですけれど
それすら、そうでないことの余地を考える必要があるのかもしれませんね。

さて・・・

『保護者支援はとても難しいことです』ということ。

きっといろいろな場面で実感なさっていらっしゃるんでしょうね・・・

どうしても、「わらをもすがる」という感じの保護者の思いも強いでしょうし
今できることや先の見通しも、なかなか楽観できない感じでしょうし・・・


私自身は、まだ「はじめのい~っぽ!」をはじめたばかりですが
あまり「支援」というスタンスを取っていないのかもしれません。

とりあえず「ピアサポート」ということで、はじめましたので

保護者として、できるだけ同じ目線、同じ立場でいること

そこから見えてくるものについて、

『それぞれの人が自分で考えたり行動できるようにすること』を目指しているので
情報や様々な手立てについて、一緒に共有していくことができたら良いなぁ・・・
という感じでしょうか?

その人それぞれに背負っているものことを、代わることなどできないし
せいぜい、その重荷を少しでも軽くするためのヒントやお手伝いの方法を
見つけることができたらいいんですけれど。


実は、前回も15人も集まってしまって、ニーズも感じていますし
もう歩き出してしまったので、いろいろな場面場面で
その都度なるべくみんなで考えながら、やって行きたいと想っています!!

お時間のあるときに
ぜひ、おしゃべりにいらしてくださいね~!!
返信する
そうですね・・・ (風待人)
2008-07-01 09:15:46
Hbarさま

深いお言葉ですね・・・

男女ということに限らず、想うのですけれど・・・

人とのかかわりにおいて

お互いを見つめあうかかわり方と

同じものや同じ方向を見つめながら、それらのモノコトを介して関わるというふたつの可能性があると想います。

ドチラかひとつしかしない・・。ということでもないと想いますが

そのために会話をしたり、時には言い合いをしたり・・・

だんだんに、その人の感じ方考え方を知りつつ
お互いにかかわり方を覚えていくということもあるのでしょうね。

その意味では、私の場合自分の両親の次に
身近で長い付き合いをしているのが、今の(って一人しかいませんけど)「夫」なわけで・・・

いやぁ~それでも、こんなによくわからないものなんですね~!

「連れあい」という呼び名は、道連れ・・・みたいなものでしょうか?

お互いに、存分に鍛えられるってことでしょうか?
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