Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

『暁の鐘を撞きつづけて』・・・

2009-05-27 15:16:57 | 自伝的記憶?
川を流れる水のような…どこへ行くとも知れぬ自らの記憶の流れを追いながら

浅瀬に横たわる石に当たって、渦を巻くようにして
しばし白く浮かんでくる波のような言葉のかけらを
思わず掬いとってみたくて、手を伸ばしてしまいます。



初めて訪れる道を、ゆっくりと歩いてみたり…

何年も前に歩いた道を再び訪れて、かつての風景との違いに面食らったり…

思わぬものを見つけて、ついつい気になってしまったり…


とりあえず「私と言う個人の脳内現象でしかない意識の動き」を眺めていると

あまりにも掴みどころのないアメーバのような変化を伴っていて…

それでいて、鮮明なイメージや感覚をもたらすこともあったり…

かといって「確固としたカタチを示したり働きを説明すること」も
できないなんて。


「こころ」や「脳」や「意識」などという

なんとも、厄介でありながら、深淵なる代物を前にしてしまうと

私のような素人だって、これほどの興味を感じるんですから

科学や哲学に携わる方々にとって、その探求すべき対象としての存在感は

いかばかりのものか、ほんとうに計り知れないものなのでしょうね。



サテ…昨日の、対論の余韻が、脳のどこかをゆらゆらと漂っているような
気もいたしますけれど…


とりあえず、現実の世界で見つけたモノのお話をいたします!


写真の石碑は、明治大学の建物の裏手にある木立の中に在りました。


由来も分からないままに、『暁の鐘を撞きつづけて』という言葉が
とても気にかかりました。

先ほど、調べてみると女子の専科を前身とする
明治大学短期大学の閉校を記念して建てられたとのこと。

ついで明治大学の由来を、読ませていただきました。

ちょうど、今朝のBSNHKの「歴史秘話ヒストリア」で、
江藤新平を取り上げていましたが


明治期に、新しい国を作る上でも
様々な方々の想いや信念が作用して、様々な変遷を経て

今の私の住んでいる国の形につながっているんだなぁ…ということを感じました。


最近は「歴女」とかいう言葉もあって、歴史に興味のある女性も増えているとか。

これまで私自身は、歴史や社会にあんまり興味がありませんでしたけれど


今の目の前の暮らしのありようを考える上でも
物事を「歴史的な視点から観る」ことも、大切かもしれないなぁと想いました。


それは…ひとりの人とお話をするうえでも、共通する態度のように感じています。


今、目の前にいるその人をかたち作っているものは

やはりその人の生きてきた歴史の産物で、そのことをきちんと知ることで

何かしら、目の前に開けてくるような気がします。



今は見えないもの、カタチになっていないものを、想像するということ…


その力を得ることで、失うものがあったのかどうか…


想像することを身につけてしまった私には、考えることができるのでしょうか…



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