Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

湿った風の吹く・・・

2008-12-05 09:14:53 | 表現すること
今朝は、グレーの空が広がって
わずかに緑の色素を残している銀杏の葉が、風に吹かれて舞い降りてきます。

気温も湿度も高めのようですから…雨粒が落ちてくるのはいつ頃になるでしょう?


kirikouも、マズマズの表情で登校していきました。

昨日のリハーサルも、こどもたちみんな、一生けんめい演奏していましたし
kirikouも口をしっかり開けて、合唱曲を歌っていました。

今日の5・6時間目には、5年生も会場準備をするとのこと。

そういえば、いくつかの学校の生徒のお習字や絵などの作品の巡回展が
ちょうど、体育館に展示されていました。

例のkirikouの多色刷りの果物の版画も、右手の壁に飾られていました。

「きれいな色がよく目だっていて、形も良く捉えていました。」

昨日は、何やかやとバタバタしていて
そのことをkirikouに言うのをすっかり忘れていました。

今日こそは…忘れずに褒めておかなくちゃ…と想いつつ

本人は、きっと「まぁね…」とか「別に…」くらいの
素っ気無い反応をするような気がしますけれど。


サテ…昨日の「朗読の講座」は『月光の夏』の仕上げでしたけれど

本人の思っているようには、話せていなかったらしく
マダマダ課題の残る読みになってしまったようです。

先生の厳しいご指導も、ほんとうにありがたくって
自分では、なかなか聞き取りにくい「読みのクセやスピード」などなど
ひたすら、意識して練習するしかなさそうですね。

そして残りの2回は、いよいよ宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」に兆戦します!


そういえば、昨日の『私の一冊…』で取上げていた
吉村昭著「漂流」も、今朝の島尾敏雄著「死の棘」も…


人の精神(または心と言うべきか?)のありようを、鋭く描いた作品のようですね。

私には、とても怖いような、観るのを畏れるような感情が浮かんできますけれど

もうそろそろ…今になってみれば、もしかしたら読むことができるかもしれない…
そんなことを感じている自分に、ふと気がつきました。

それにしても朝のニュースは、私にはどうすることも出来ないくらいに重く感じられ
それに反して、いまの自分のしていることは、何ナンダロウ?という疑問も湧いてきます。

それでいて、読んでみたい本や観てみたい絵などが、たくさんありすぎて
自由に使える時間の足りないことを、悔やんでいるノンキな私がいるんです。


こんな矛盾に満ち満ちた心もちを、どうにももてあましつつ
今日の予定をどうしようかしら?と、しばし考えておりました。


① オトナシク、マジメに家のことをする。

② 「そらいろの種」のクリスマス会に参加して、母親仲間の皆さんと交流する。

③ (妹に連絡して都合を聴いて…どちらにしても、結局のところ)

  ひとりでも鎌倉まで出かけて

  鏑木清方美術館の「清方の芝居絵展」12月7日(日)までと

  鎌倉文学館で開かれている企画展「吉田秀和 音楽を言葉に」12/14(日)まで

  を観にいってしまう。


ワザワザ、書き出して見る必要もないほどに…やりたいことは、明らかです。



低い山なみに映る黄葉を観ながら、懐かしい小道を歩いたり…

湿った海風の流れを感じながら…
出来ることならば、音がコトバになるさまに触れてみたいなぁと想っております。



風の流れは、ときに激しく音を立てています。

急に明るい陽の光が差し込んできて…

雲のあいまから水色の空が見えています。



皆様も、お気持の柔らかな、お健やかな佳き一日をお過しくださいね…


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