白マムの以心伝心

タイトル「日本のこと 日本のもの」
をあらためました。
オーフェン・マムの
とりとめのない雑多なブログです。

甘酒 は夏の季語

2012-02-07 22:20:30 | 日々のこと


昨日に続いて今日も雨。

ならばお約束の甘酒を。



ことこと煮詰めるたのしさ。



フーフーしながら飲む甘酒は
肌寒の冬におあつらえの飲み物ですが、
俳句の季語としては夏。

夏バテに甘酒ほど滋養のあるものはありません。
飲む点滴みたいなものです。

便秘や肌荒れにもいいけれど、
ビタミンやらアミノ酸がいっぱい含まれていて
ファイト一発の強壮ドリンクです。

江戸時代、
「甘ーい甘いっ甘酒よ~」と天秤棒を担いだ
甘酒売りが往来するのが夏の風物詩だったそうです。


「甘酒も飴湯も同じ樹陰かな」
       
正岡子規の明治34年夏の作です。
うるさいようになく蝉の音を聞きながら
緑の木陰で子供が美味しそうに甘酒を飲む
情景が浮かびます。


「甘酒や蟇口探る小僧二人」


私は上記の句が好きです。

藪入りでお給金をもらった小僧さんが
足りるかなあ足りるかなあとドギマギ
しながら買い食いしている様子を思い
浮かべてしまいます。
多分ふたりだから出来たのでは。
ふたりだからこそ勇気をだして
「おくれ」って言えたのでは
ないでしょうか。

ちなみに藪入りは昭和のはじめまで
残っていた風習のようです。



なんだかお話がそれてしまいました。


連れ合いがくしゃみばかりしています。
生姜汁をたっぷりいれました。






どうぞ熱々を召しませ。



前回




*掲載画像および文章の転載を禁じます。

甘酒

2012-02-06 15:21:06 | 日々のこと






なんの気なしに雨がふりだして
電気をつけなければ心穏やかでいられない
日中。
ストーブをつけてもなお寒い。

なんの気なしに雨がふる冬は
要注意。



要注意と呟きながら笑みこぼる。

そそくさ、
冷蔵庫より酒粕をとりだして
鉄鍋にいれる。


コトコト煮詰めて
甘い甘い
トクントクンした甘酒のできあがり。

たらす生姜汁を。

日中から甘酒を飲む。

なんの気なしに雨がふる冬は
要注意。


ヨウチュウイ?




・ ・ ・ ・ ・


酒粕甘酒材料(1人分)

酒粕  50g
水   200cc
砂糖  大サジ1(おこのみ)
塩   本の少し
生姜汁 すりおろしor汁

作り方

・鍋に酒粕をちぎっていれる。
 時間があれば2、3時間放置した後混ぜる。
・加熱し途中で砂糖と塩を入れる。
 沸騰直前で火からおろす。
・湯のみに入れて生姜汁をいれる。

*火にすぐかけてもいいのですが、時間をおくほど
 もったりとした風合いがでます。









お昼にいただく甘酒はおいしいものです。



甘酒を飲みだしたのはこの4、5年のことです。
なんだか見た目が気味悪く、
食べず嫌いならぬ飲まず嫌いでした。

ある大晦日のことです。
紅白歌合戦の女性軍の勝利を確認。

連れ合いとマフラーやら帽子やら厚手の靴下やら
エスキモーのような手袋ややや、
いろんなものを体にまきつけて家をでました。

もうすぐ新しい年をむかえる夜の外気はとげとげとして
私も連れ合いも、首をすくめ背をまるめて歩きます。

目指すは氏神さまのお宮さんです。

静かな夜に足音が響きます。
氏神様にむかって人々が歩いています。

紅白を最後までみるんじゃなかった。
と、後悔。

案の定、小さなお宮さんは2重の列です。

たくさんの人がいるというのに寒いこと寒いこと。
足踏みをしながら待つこと1時間以上。







やっと神さんの前にたち、
子どもの健康やら母のことやら世界平和のことやらを
瞬時にお願いして境内にでると、
無料で甘酒が配られていました。

甘いお酒の香り。
発酵したようなプツプツした表面。
タプタプ、ねばねばした感じ。

どれも苦手でしたが、寒さに耐えかねていただいて
みたら、そのおいしいこと。

甘いお酒の香り。
発酵したようなプツプツした表面。
タプタプ、ねばねばした感じ。

このどれもが大好きになってしまいました。

冷え切った五臓六腑にタプタプねばねばが
しみ込んでいき、連れ合いと顔を見合わせて
頬笑みあった次第です。


初頬笑み。




以来、

なんの気なしに雨がふる
寒い冬は
要注意・・・です。



                                            次回



  




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