<聖徳太子の愛犬雪丸(奈良達磨寺) 本文とは無関係>
前回のノンシャラン追記といってもたいしたことではありません。
吉行淳之介の芥川賞選評を追っていましたら、
期せずして「ノンシャラン」に出会いました。
「私の推したのは、「オキナワの少年」と「玩具の兵隊」であった。」
「おそらくずいぶんの努力の末にノンシャラン風の
文体をつくり出したのは、手柄である。ただ、終りのところ、
少年が家出先を無人島ときめたのは、あまりおもしろくない。
この作品の成功は、主人公が少年であることが大きなポイントで、
これからの作者は苦しむだろう。」
上記の選評は
昭和46年/1971年下半期第66回芥川賞受賞の
東峰夫 「オキナワの少年」
にたいしての吉行淳之介の選評です。
飄々とした文体なのでしょうか?
読んではいないので、想像です。
オキナワの少年 (1972年)
あらすじはコチラをご覧になればわかりますが、
とても重い命題をもった小説のようです。
こういう小説をノンシャランとした文で紡ぎ、
吉行をして「手柄である」といわしめたのは
相当の実力なのでしょう。
中野翠さんの映画評からノンシャランという言葉に
久し振りに出会い、吉行淳之介さんの論評にても
時を経ずして偶然会うなんて・・・。
実は私は、中野さんは少し、そして吉行さんは
すごく好きっ、なんです。
ノンシャラン追記というよりノンシャラン脱線。
いや、「芥川賞あれこれ その8」の様相と化して
しまいました。
参考ウェブ 芥川賞のすべて・のようなもの
*聖徳太子の愛犬雪丸の詳細はコチラです
*芥川賞あれこれ 1/2/3/4/5/6/7/8
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