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日常と日記
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千本桜とクラシカロイド

2019-04-07 | 日常とクラシカロイド


吉野にお花見に行って来ました。一泊二日です。
観劇友達総勢九人で、お芝居ではなく吉野の千本桜などを鑑賞する旅行です

奥吉野はまだほとんど咲いていませんでしたが中吉野から下はもう満開の花盛り
さくらライナーの車内からもなんとまあ奈良というところは荒々しくも立派でどこか美しい男性的な桜の咲き誇る大地でしょうかと
ああ。もう。

やまとは くにのまほろば たたなづく あおかき やまごもれる やまとし うるわし

麗しいです。奈良。
なんて綺麗な古都でしょうか。





ならまちも楽しいところです
春日大社その他全てがゴージャスな桜でいっぱい
京都ほど人がいないので、とにかく桜を堪能できました

さてほんとに楽しい奈良旅行だったのですが

吉野からの帰宅の近鉄電車の中、Kちゃん、私、Aさんと三人並んで座ることが出来ました。
そしてまあきれいだったね、とか感じたことをしゃべっていたら、Kちゃんの向こうの席から
「ベートーヴェン」
という単語が聞こえてきたのです。



観劇友達とは、萌えの対象やテリトリーは違うのですが、彼女たちは私がクラシカロイドを好きなことは死ぬほど聞かされているので知っています。




私はその単語に一瞬びくりとしたのですが、いやいや、当然その女性の方たち二人組はクラシック音楽が好きな方たちで、だからその名を出しているのでしょう
まさかこんなところで私の愛するアニメの話をする方がいるとは思えなかったからです

けどなんか、音楽家たちが今の日本に人工的に生み出されてとか、どうのこうの、とか一人の方がもう一人の方に説明しているみたいなのですよ
ベートーヴェンだのモーツァルトだのの名前が出ます。
私は必死で聞くまいとしたのですが、Kちゃんがニヤッと笑って小突いて、「くりさん」ってひとこと言うんですよ

あのときの説明なさっていた方は、確かに
「私はシューベルトが好きなんだけど、シューベルトはね、××で▼○なの」
って言ってたんです。Kちゃんも聞いたのでほんとです

こんなことですごくすごく嬉しくなるとは。私は感激で震えてしまいました。
ひとりだったら話しかけていたかも。すごく愛ある愛ある説明だったので。
4/6夕方の吉野発京都行きの列車に乗っていた山ガールのお二人様。
私私、仲間に入れて欲しかったです。
私もシューベルトが好きなんです!!!って言いたかったです。

気付いたら乗換駅の橿原神宮駅に着いてしまいました。あの方たちが私と同じくらい幸せに旅が出来ますように、と心から思いました。



千本桜はすばらしく美しくて華麗で凛々しくて、まるでモーツァルトのようでしたよ。





ならまちのお茶屋さんのほうじ機。かっこいい


吉野の山道のお店にいた柴犬さん。人に慣れていてもうかわいいったらありゃしない。
この子のグッズが売られていました。代金はこの子のダイエット食代になるってお兄さんが言ってました。ぷくぷくでかわいい。



先輩みたいな仁王様がいましたーー素敵です。