連続のアニメでなく、前後編単発のアニメ。大昔の話。
曹操が金髪だったり、于 禁 が女で曹操に惚れてたり大きな蝶に乗って空飛んだり、もうめちゃくちゃなアニメだったけど三国志ってもう演義のほうなんかSFみたいなものなのでここはこれ、と大いに面白がって見たのでした。
同人誌も作りました。
とにかく蜀の軍師孔明先生が美しくて可愛くてね。アニメでは目元涼やか白皙の美青年でしてね。もちろん髭などありません。動くたびに青白い龍が舞う。
若き日の故・富山敬さんがそりゃあ甘く静かな賢そうなお声でばんばん敵を策略にかけましてね。そのくせ劉備玄徳どのーーーーっっっには犬っころちゃんみたいに懐きましてね。曹操のナンパをすげなく断ったりね。
萌えるったらありゃしない。
前後編あわせてたった三時間半くらいのアニメです。あの!三国志を!よくもまあ三時間で描こうとしたものです。まあ赤壁をメインに持ってきてましたがそれでもね。
私はまあごりごりの劉備×孔明だったな、と思ってたのですが記憶を掘って掘って掘ってたらこっそり「趙雲→孔明」書いてたわ。すんまっせん。
昔から年下攻がやっぱり好きなもので。受不動で。
でも孔明先生は死ぬまで劉備殿一筋なのよ。純粋にね。
三国志はいろんな人が「俺の三国志」を書いていますが
孔明先生の描写が一番美しいのは柴田錬三郎先生の「英雄ここにあり」ではないかと今でも思っています。
初登場のシーンの息を呑むような静けさと美しさよ。
好きだったんだろうな、シバレン先生。
どんな美女より孔明先生の描写が狂おしく熱烈です。
AMAZONの評見てたら上記の本に対して
(以下引用)
あえて誤解を恐れずに言えば、孔明以外は(曹操すら)全員引き立て役。この孔明のストイックで神仙のごとき活躍ぶり、たとえぜんぜん史実と違うとわかっていても、ついつい引き付けられること請け合い
(引用終わり)
ってあってみんなわかってますよね、って思ったです。孔明先生好きは必読の書ですよ。