えみくり情報

日常と日記
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アクティヴさんと遭遇してしまった

2020-04-01 | 日常
ベトシュ。今日の話には何の関係もありません。
「本日付けで貴方は私のものになるよう政府から強い要請を受けました」とウソをつくシューくん #エイプリルフール



美容院へ行ったんですね
なんと二ヶ月ぶりです。引きこもったり母の世話したりいろいろ自粛したりしていて心に余裕がなかったせいで私の髪は目も当てられないくらい酷くて、もう我慢できず先週予約して、やっと行って来ました


私の先客にお年を召した女の方がいて、ずーーっと喋っていてそのあいまにたんの絡んだような咳を何度もするのが凄くいやでした。

お店は席を離してくれていたんだけど、店内にはその声と咳が響き渡っていました。ゆったりしていて席と席の間はかなり広いお店なのに。


その方は馬が好きで競馬が大好き。競馬は、ただ馬が可愛いから始めた。ギャンブルというわけではなくただ馬が好き。
あまりにも馬が好きすぎて、だからほんのはずみで乗馬まで始めていて、乗馬歴20年になること、始めたのは60過ぎで、教師を定年退職してからはいろんなところへ行って競馬を楽しみ、牧場や乗馬施設に行ってはいろんな馬に乗っていること
地方に昔の教え子もいろいろ散らばってるので、馬と触れ合うついでに連絡したらすごくもてなしてくれるということ
年始にはヨーロッパのいろいろなところへ行って、競馬見て馬にも乗った
イギリスでも楽しんだ。アスコットに行った
素晴らしいところ。イギリスには孫がいる。孫は一つ星のホテルでコンセルジュをしていて競馬場の入場券も孫が手配してくれた

なのに今こんなことになってね。コロナとかね。嫌ね。


けど私は負けないの。こんなことで老後の楽しみ失ってはたまらない。
やっとの年金生活。
楽しく元気に過ごしていれば病気になんて罹らないと思うの。みんなにもそう言ってるのよ。みんな怖がりすぎよ。楽しんだ人間が勝つの。

旦那も中学校の教師だった。旦那は英語がペラペラ。


………。
私が髪洗ってもらってカットしてもらってカラーしてもらっている間、彼女から得た情報はこんな感じです。

別に聞きたくも知りたくもなかったです

もうとっくに髪のセットは終えている筈なのにスタッフ一人に付き添わせお茶のおかわりまでもらって
「美味しいわ、このゆず茶」
とか言ってる。
げほげほ言いながら。
何で帰らないんだろうと思っていたら、ドアが開いて、背の高い太った、耳の周りにだけしょぼしょぼ灰色の渦巻いた毛が残ってる、今時どこで売ってるんだろうって言うような金縁眼鏡をかけた、可愛い女の子だけ贔屓するような(偏見)尊大そうなじじいが入ってきました。
「あら主人やっと来た。遅いんだから」
支払いの最中もずっとしゃべってました。
じじいは無言です。
遅れてすまんともお店の方に挨拶することもありません
英語はペラペラだとおばはん言うとったけど日本語は苦手でしゃべれんのかな、と心の中で突っ込む私


やっと帰った。
ほっとしました。
美容院は癒されに行くところなので。
そしていつもはとても静かで雰囲気のいいすっごい綺麗な場所なのです。スタッフもあまりしゃべらず置いてる雑誌もおしゃれなものです。

「パワフルやった…」
ってつい担当のTさん(おねえ)に多少毒を込めて呟いたら、ひょうひょうとしたTさんはにこにこ笑いながら、
「ねえ、飛込みで入ってきはった人なんですよ」

常連違うんかい!!

あの咳とヨーロッパ帰りって所が気になる。
アクティヴさんって奴ですか。
しかも元教師!! 偏見丸出しで言うけどあの手のうるさい「教えてあげるわ」タイプの人はすごく嫌いです。私もそういうタイプの女性教師には嫌われたからお互い様です。


もし私が後日変な病気になったらあの馬好きの元教師のせいだと思うので覚書としてここに書いておく。


あ、書き忘れてた
当然のようにその夫婦、ノンマスクでした。
今お店はどこも大変だからか、お客さんにはとても平身低頭です。
どうせ暇なんでしょ、とそこにつけこみおしゃべりの相手させる人もいるんだろうか、と薄暗い気持ちにもなった出来事でした。

スタッフの若い女の子、邪険にも出来ないだろう、ずっと愚にも付かない自慢話に付き合ってた。
「アスコットってあなた知ってる? 知らないかな。知らないなら調べるといいわよいろんな世界を見なさいねうちの孫なんてねげほげほっ」
いちいち××知ってる? 知ってる?
ってほんまなんべん言うねん、ってむかむかしましたよ