遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

第1回エンプロゼミ

2007-01-30 00:40:29 | 報告!
2007年1月28日
演目「はだしで散歩」
参加者2名 遠藤 Tさん

第一回目はアメリカ喜劇界の巨匠ニール・サイモンの「はだしで散歩」。
鴻上尚史の「名セリフ!」にも紹介されている作品なんですけど、実際に音読するまで、すっかりそのことを忘れてました。(ところで、この本のなかで1936年に書いた作品ってあるけど1963年の間違いですね。三十代半ばで書いてることになります)
やっぱりニール・サイモンに影響を受けている三谷幸喜に影響を受けている遠藤としては、読まずにはすまない作品のひとつ。

乱暴にまとめると、真面目な夫と奔放な妻(新婚)が、妻の母親のことでケンカする。離婚寸前になるが、ある事件をきっかけに仲直りするという話。
その過程がわざとらしくなく、伏線もきれいに決まってソツがない。
登場人物は6人と少なめだし(うち一人はまともなセリフないし)、装置なんかは工夫の余地があるけど大学の演劇研究会とかでやればいいのにと思ったりした。下手なオリジナルやるよりよっぽどいいです。許可が出るのかどうかはわからないんですけど。

登場人物は少ないのですが、参加者も遠藤とTさん(男)の二人…。
雰囲気でまわし読み。つかれました。
もう1、2人はほしい。特に女の人がいるといいですね。
また来週もやるので参加希望者求む。

《今回の賢くなったところ》
夫婦はお互いに歩み寄ろうとするが「すれ違い」になり、それが「仲直りのきっかけ」となるあたりがうまい。
主要登場人物がそれぞれ共感が持てる。悪人が出てこない感じがいい。
やっぱりニール・サイモンは喜劇作家の教科書である。
そこから真似るにしろ捻るにしろきちんと読んでおいたほうがいい。
ただ最後まで一幕の部屋の構造がよくわからなかったなあ。
コメント (2)
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エンプロ・ゼミのお知らせ

2007-01-15 19:19:05 | 告知
エンプロ・オフ期間の活動をコッソリ始めます。

コンセプトは「人より戯曲ひとつぶん賢くなる」です。
やることは、遠藤指定の戯曲をみんなで読み合わせして感想を語り合うというものです。
試しに一回目は、このブログで参加したい人を募ってみたいと思います。

参加してみたい人はこの記事にコメントを残すなり遠藤にメールするなり、何らかの方法で遠藤と連絡を取ってください。
適当な人数が集まったら締切とします。(そのときはこのブログでお知らせします)

ちなみに演技の下手な人・完全に初心者の人を希望します。遠藤も読みたいので。
自己申告なので結局、誰でもいいんですけどね。

最初に読み合わせをする戯曲はこちら。
ニール・サイモン戯曲集Ⅰより「はだしで散歩」

戯曲選びの基準は「興味はある。勉強にもなるだろう。でも、無理矢理にでもきっかけを作らないと、そのうちそのうちで、いつまでたっても読みそうにない本」です。

ただし、こういう人には参加してほしくないという条件もあります。
・学術的に高度な話し合い・討論的なものを期待している人。(「ゼミ」といっても難しいものにするつもりは全くありません)
・仕事などが忙しく、無理しないと参加できない人。(無理して参加するほど、タメになることをするわけではありません)
・終わって解散するとき、「え、これだけで終わり?」って言ってしまう人。
・読みが下手だと怒る人。

 ちなみに、初見の感じを大事にしたいので、遠藤も事前に読むことはしないつもりです。
 終了後は、このブログでレポートを出したいと思います。 

詳細はこちら。
 エンプロ・ゼミ
 日時:1月28日(日)14:00~17:00位
 場所:レッツ中央 和室
    (札幌市中央区南4条東4丁目)
 参加費用:数百円。(テキストのコピー代です)
 教材:ニール・サイモン戯曲集Ⅰ「はだしで散歩」
 申込方法:このブログにコメント、あるいは遠藤にメール。

 うまくいけば、定期的にやっていきたいと思います。
 おっかなびっくりで始めます。
 皆様もおっかなびっくりで参加してみてください。
 よろしくお願いします。
コメント (2)
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