・旅行の主目的ではないにしろ、伊勢にまで行って伊勢神宮スルーはダメな気がした。
・そんな消極的な気持ちなのでわざわざ行って楽しめなかったらイヤだなと、プロの力を借りることにする。
・伊勢むすび工房さんというプライベートガイドを予約。一人旅向けのプランと明記されているのがありがたい。一人だと頼むほうも気を遣うので。
・コースは3時間。いくら伊勢神宮が広いとは言え、神社でそんな長時間何をするんだと半信半疑ではあった。
・予約直後から門外漢には面倒な前後の移動手段を提案していただいて助かった。バスを調べるのは苦手。
・ガイドさんは自分と同じかちょっと年上くらいの女性。関西のイントネーション。全く不思議なことはないのに全然想定していなかったので少しびっくりする。
・猿田彦神社と佐瑠女神社から参拝。伊勢神宮125社には含まれていないけど重要な地位にある。
・キーワードは、八角形、古殿地、啓行(みちひらき)、たから石と白蛇、猿田彦大神と天宇受売女命(あめのうずめのみこと)は夫婦、それぞれ道案内と芸事の神。願い事はOK。
・天宇受売女命は芸事(特に出役側)の神様なので、身近な人を何人か思い浮かべながらうまくいくよう祈っておく。
・声優の読み上げボイス付きおみくじを引く。絶対聞いたことがある声なのに、誰だかわからなくて悔しい。
・おはらい町とおかげ横丁の解説。鬼瓦。注連縄文化。
・川好き(景観)なので幅広の五十鈴川とその穏やかな流れが気に入る。お清めの時にオイカワ(だと聞いた)の稚魚が群れていた。
・解説を受けつつ、天照大神の皇大内宮をはじめ、主だった社をめぐる。
・基本、ずっと解説してくれるが、「感じることが大事」という方針に従って、時々一人でお参りすることもあった。距離感がちょうどいい。
・皇大内宮の敷地にて、どこかの社長さんなのか、総理大臣と同じ距離まで近づいて参拝しているところに居合わせる。柵越しに見る。かなり珍しいことらしい。そういうのは解説がなければわからない。
・祭主、大宮司、団扇合わせ、榊、水と風、引っ越しに冷蔵庫、台所。
・20年単位の式年遷宮や食事に関することなど、神事は自分の感覚だと不合理なことが多い。 実利と信仰の関係は考え出すときりがない。境界線があるのかも怪しい。
・野生のタヌキと、カキツバタの花が見られた。きっちり三時間弱。使い切った。
・ガイドさんの解説はわかりやすいし、何か聞けば色々返ってくる。
・ここで聞いた知識をどこまで覚えていられるか怪しいけど、プロはこういう風に準備してお客さんと向き合うんだという仕事ぶりを体感できたのもよかった。
いざ正宮(のちにガイドさんから送っていただいた画像)
被写体スキルを上げたい。
赤福の発想元になった五十鈴川の白い石。
ガイドさんに教えてもらった五十鈴川の伏流水で淹れたコーヒー。