遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

北野武監督『その男、凶暴につき』(1989年)

2025-01-10 17:56:14 | DVD・VHS・動画など

2025/1/10

・暴力刑事の吾妻が、薬物取引の事件で死んでしまった同僚の仇を討とうとする話。

・北野映画は好んで観ていたのに、ある意味、一番大事な作品が未見だった。

・その暴力刑事を演じるのは北野武。35年前の作品なのでかなり若々しい。暴力にも説得力がある。

・一方でクセのある歩き方や、くだらないジョークでニコリとしたり、ギャップ起因の愛嬌もある。

・もう長いことテレビを見てなくてテレビタレントとしての印象が薄くなっているぶん、俳優としての魅力を直接感じることができる。

・映っているいるだけで画面の見栄えがよくなる。

・警察の同僚たちは暴力に慣れているし、何なら仕事ができる男という印象さえ持っているように見える。

・酷いけど、暴力に対する認識が今と比べてはるかに甘い時代の話なので、フィクションならありそうな範囲ではある。

・最短距離で事件の解決に至るダークヒーロー的な魅力を感じさせる冒頭。実際はヒーローでも何でもなかったし、許容している悪事の範囲も広い。

・一方で暴力を良きものとは描かず、作中できっちり帳尻を合わせてくる。派手ではなく、静謐な地獄。

・コメディ要素も一応ある。取り残される男娼の表情や、急に結納の話をするところなど。

・直接的な笑いと言うより、生々しさを中和して、共感ではなく、出来事を突き放して見せる効果があるように思う。

・正確な引用ではないけど、佐野史郎演じる署長が、真顔で「犯人つかまえるのに二度も轢くやつがいるか」と説教しているのがおもしろかった。そりゃそうだ。

・冒頭のホームレスからストップモーションを多用している(映像効果ではなく生身で)。何か特別な表情をしているわけでなくても顔の情報量は案外多く、変な味わいがある。

・何かのインタビューで尺が足りなかったという話を読んだけど、103分あるから短いというほどでもないし、これでそんなに伸びたんだろうか。

・全体的に画面がきれい。絵画的。倉庫の決戦シーンも最低限の情報量で、ぱきっとした構図ができている。

・巷でキタノブルーと言われる前のキタノブルーが見られる。観光地化する前の自然な良さという感じ。

・岸部一徳の部屋。でかいデスクにバインダー一冊だけ置いて、いったい何の仕事をしていたんだろう。

・処女作でしか感じられない魅力があるし、思いのほか古い印象を受けなかった。北野映画のベストに本作を挙げる人は一定数いそう。

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小泉徳宏監督『線は、僕を描く』(2022年)

2024-12-17 00:08:23 | DVD・VHS・動画など

2024/12/16

・巨匠のもとで水墨画を学ぶことになった大学生の霜介が、作品との向き合い方や一門の人々との交流を通して、自身の忘れがたい過去を乗り越えていこうとする話。

・10分に1回以上は何かしらの事件が起きる。多少の唐突さは引きに利用している。会話の中の話題をあえて完結させず中だるみを避ける。

・見やすさに特化したテクニックが満載で、エンタメとしての完成度が高い。

・三浦友和、横浜流星、清原果耶、江口洋介、主軸の配役の的確さに凄みを感じる。

・特に江口洋介の江口洋介力みたいなものがさすがだった。気のいいおっちゃんから気鋭の存在まで、いつもの江口洋介のままで役割の変化に完全に対応している。

・筆で線を引くというフィジカル要素の強い描写を、少なくとも素人目には嘘臭く感じさせないように見せてくれる。どういうバランスで撮影しているんだろう。

・題材となる水墨画。一見、シンプルに見えるぶん、寓意や哲学的な要素と結びつけやすい。

・「自分の線は自分で見つける」とか。

・水墨画のサークルで、初めて描いたであろう生徒たちの竹がそれなりに上手い。

・極めれば深いんだろうけど、四君子最弱の題材なのかも。

・弟子を取った理由、湖山先生も説明はしているんだけど、教え方から何から言葉で伝えるのが下手という点で一貫している。

・唐突さで言えば「空から女の子が降ってきた」と同じような始まり方なんだけど、それでもなぜ選ばれたのかわかるようになっている。

・何かを失ったからこそ得られた機会。こういうのがあるかないかで、作品に対する信頼度がまるで変わる。

・両親いないのにどうやって大学の学費を払って一人暮らししているのかは少し気になったけど、枝葉末節の範囲か。

・写実性の高さもその人となりでいいんじゃないだろうか。線が生きているかどうかみたいなスピリチャルな評のほうが危なっかしい気はする。

・とは言え、椿に生死のイメージを託して河川敷のシーンにつなげるのはとてもきれい。

・一人では向き合えない過去でも、二人なら乗り越えられたりする。恋愛よりももっと根本的な人と人が交わる意義のようなものを描いている。奥が深い。

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「プチ鹿島&春日太一の気ままに昭和トーク21」

2024-08-14 22:16:43 | DVD・VHS・動画など

2024/8/12

・時代劇・映画史研究科の春日太一さんと、時事芸人のプチ鹿島さんが、昭和から今に至るまでの政治、プロ野球、プロレスなどを語るトークショー。

・ポンセという人名を久しぶりに聞いた。

・最近買った春日さんの著書が面白かったので、ツイキャスのチケットを購入。

・最初は春日さんの大矢壮一賞のパーティの話。「猪瀬スルー」が最高。

・猪瀬さんのそういう人となりは、こういう場でないとなかなか聞くことができない。

・思ったよりひどかった。

・迎合すべきでないところは毅然と対応する。こういうことができるから信頼できる。あやかりたい。

・「わかりやすいとおもしろいものは危ない」「世の中、そんなにエンタメ性は高くない」。

・星野仙一さんのNHK解説員時代の話。「星野はずっと人を殴っていたわけではない」。

・星野の政治家としての資質の話。自分の現役時代を知っている人を全員クビ。

・よく「スターリン」「粛清」という言葉が出てくる。

・「野球観戦は理不尽を受け入れること」「暗黒期が一番面白い」「神宮の呪い」

・「星野とイチローは合わない」そりゃそうだ。

・「(小泉構文って)要はアホってことでしょ」

・話と何の関係もない盛岡市長選挙の長文レポートのコメントが投稿されていた。

・普通ならただの迷惑投稿だが、他のコメントも在野の研究者にウェルカムムードだった。新鮮。

・それを受けて春日さんの解説が入る。

・もちろんコメントの情報は未確認だけど、未確認としての平沢先生の好きなもの投稿が見られてよかった。

・興行論として立憲民主党の戦略を考えている。行く末は暗そう。

・選挙における区議会議員の力、蓮舫さんの今後のことなど、素直に興味深い話も多かった。

・多少の台本はあるにしても、二人がただ話しているだけで、お金のとれるイベントになっているのがすごい。

・そもそも二人の語り口が心地よく、春日さんの声質と鹿島さんのリズム感で、繰り返しアーカイブを聞きたいトークライブだった。

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DDT「髙木三四郎 vs スーパー・ササダンゴ・マシン ワンマッチ興行」

2024-06-27 20:09:54 | DVD・VHS・動画など

2024/6/27

・無期限休業が間近に控える髙木三四郎がスーパーササダンゴマシンと戦うワンマッチ興行。

・二人とも硬軟どちらの試合もできるイメージだけど、特に軟の方向では業界トップクラスの対応力だと思う。

・そんな二人のワンマッチ興行なので、ただのプロレス興行で終わるはずがなく、見る前から期待値が高い。

・席の種類が51種類ある。制作段階からしっかり独自色を出している。というか、やりすぎている。

・普通の席や穏当な特典も多いし、スタッフ体験席、誕生日お祝い席くらいまでならわかる。

・記者のフリ席、引退セレモニー席、蘊蓄言いたい古参席と蘊蓄聞きたいビギナー席も面白いなと思える。

・ただ、わざわざパネルを立ててほぼリングの見えない見切れ席、笑うとケツバット席、目隠しで試合が全く見えない席くらいになると、難解すぎる。

・いったい、観客はお金を払って何をしに来たんだ。

・このジョークに乗れるかどうか、観客が試されている。

・試合前の前説もそういうチケットを買った素人さん。

・素人でも流暢に話せる人はいるだろうけど、その方は緊張のあまり話もたどたどしく、結果、企画の趣旨をよく体現されていた。

・試合前に公開打ち合わせ。最初は一応戦闘モードだった髙木選手もすぐに表情がやわらかくなる。

・求められる段取りに次ぐ段取り。どんな試合になるかはもちろん実際どんな素人が介入するかも謎な状況。

・事前準備がとにかく重要な演劇に関わっている人間からすると、狂気のイベントに思える。

・茶化してばかりのようで、凶器の話や、お客さんの安全、新日本プロレス矢野選手へのリスペクト、こんなに無茶なことをしながらも線引きが絶妙で安心感がある。

・誕生日席のお客さんに写真映えするよう箱から取り出したケーキを渡し、事が済んだら丁寧に戻している。

・企画から実施、決着まで、プロレスの枠を自在に出たり入ったりしている。このバランス感覚で立ち回れるプロレスラーはたぶんこの二人しかいない。

・ワンマッチとは名ばかりの人生の曼荼羅絵だったので、最後のほうよくわからなかったけど、受け入れることができた。

・あと、ここにいた観客は、日本のプロレス史上で最も練度の高い観客だったのはたぶん間違いない。

DDT「髙木三四郎 vs スーパー・ササダンゴ・マシン ワンマッチ興行」 東京・新宿FACE ARCHIVE 2024.6.26

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DDT 「路上プロレス in 東京ドーム」

2024-06-22 00:39:19 | DVD・VHS・動画など

2024/6/22

リング以外の様々な場所でプロレスをするシリーズ。

東京ドームという大箱中の大箱でも、無観客配信のみ、ワンマッチにすることで、興行全体のサイズを軽くすることができる。

頭いいなと思うし、頭おかしいなとも思う。

世紀の一戦、アジャコングによる国家斉唱がある。結構うまい。

東京ドームは広い。

フィールドで土まみれになったり、一番高いスタンドから落とされそうになっていたり、ブルペンで硬球ぶつけられたりする。

レスリング技術で勝る鈴木みのると、かけひきで不意をつこうとする髙木三四郎。もともと対戦相手としての相性がいい。

加えて、様々なプロレスラーやそれ以外のひとたちが乱入してくる。

なぜかいる狂猿がなぜかある脚立と長テーブルを使って大家健にボディプレスしている。どういう文脈なんだ。

笑ってはいけないシリーズのノリに似ている。

最終的に、このフィールドにより適用できたほうがちゃんと勝っていた。オチも納得。

DDT 「路上プロレス in 東京ドーム」 東京・東京ドーム 2017.6.1

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TLPW「TJPW LIVE TOUR 2024 SPRING」

2024-05-23 09:26:25 | DVD・VHS・動画など

2024/5/23

・最初にアップアップガールズ(プロレス)のミニライブから始まる。

・アイドルに詳しくなくありがたみがいまいちピンときていないけど、イベントの始めに唄うのは一種の景気づけのようなものでいいんだと思う。

・演劇の場合、作中ならあるけど、開演の前に唄うのはあまりないような。場合によってはアリかも。

・原宿ぽむが気になる。名前も衣装も他で見たことない感じ。

・前々から目には入っていたけど、あんなにはっちゃけた感じだったっけ。

・対戦相手にリング上で551を貢ぐという浅はかすぎる作戦が楽しい。

・妙に体が硬い感じとか、動きに少しクセがあって長めの攻防も見ていられる。

・動きに関してはプロレスラーとして危なっかしい部分かもしれないので、今後変化していくかも。

・一連のイベントの中で、かなり高度なことができる選手と、まだ初心者マークが取れていないような選手が共存している。なんなら同じ試合内でそういう組み合わせもある。

・どんなにすごいことをしていても、長時間見続けていると慣れてしまうので、そういう変化をつけてくれると見やすい。すごい人がよりすごいとわかる。

・伊藤麻希がアイドルと女子プロレスラーのハイブリットとして頭一つ抜けている。ダンスの切れもいい。円熟期。

・吉田豪との対談動画ではちょっと自虐的なことを言っていたけど、海外団体でチャンピオンになっているし、しばらくこの勢いは続きそう。

・瑞希があいかわらずのメルヘン狂気で楽しい。ウエイトが少ないのをいいことに、遠慮のないタイプのフットスタンプをきめていた。

・前回までの配信で見て、圧倒的に強そうだった山下実優は不参加。沙希様も引退(たぶん)なので寂しい。

・結果、渡辺未詩がアスリートとしてのプロレスラーのかなりの部分を担うことになっていた。

・もうちょっと選手の知識が増えてくれば別の見方もできると思うので、しばらくはTJPWを追っていきたい。

・変にヒリヒリした感じもなく、コンパクトにまとまった見やすい大会だった。

TLPW「TJPW LIVE TOUR 2024 SPRING」 大阪・アゼリア大正 TJPW 2024.5.11

 

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クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』キェシロフスキ監督に関する”100の質問”

2024-05-22 22:23:00 | DVD・VHS・動画など



2024/5/20

『デカローグ』DVD-BOXの特典映像。

マスコミが監督キェシロフスキーを囲んで質問漬けにする42分間の映像。

本当に100問があったかどうかはわからない。

最初から「あなたは賞を取っているが観客の関心を獲得していない」と指摘され、ピリッとした空気になっている。

監督の「検閲の話をするのは好きだ」「機能している機関が好きだから」「検閲は嫌いだ」の流れがいかにも一筋縄ではいかない。

フランスの批評家に比べてポーランドは…みたいなことを言ったりもする。

同じヨーロッパの中でもやっぱり温度差がある。

監督の「神は至高の存在だが仲介者は必要ない」もいい。

もともとドキュメンタリー作家だからということもあるけど、作品の中に政治的なメッセージは入っているのかいないのかみたいな、いかにも1980年代の東ヨーロッパっぽい話が続く。

記者は記者で「監督自身は否定しているが、私はメッセージは入っていると思う」とまで言っている。

たしかに、解釈は自由なんだから監督の言葉に引きずられる必要はない。

こういうヒリヒリしたやりとりは今の日本ではあまり見られない感じでスリリングだった。

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DDT「KING OF DDT~20th Anniversary~2nd ROUND」

2024-05-19 13:55:00 | DVD・VHS・動画など

2024/5/17

・最初の3WAY、中盤からどんどんテンポが上がっていき、最終的には平田一喜の高速タップでフィニッシュ。

・あのタップが許される選手ってなかなかいないような。

・飯野雄基のセクシーエルボー不発の流れも、頭で考えると不自然なところがたくさんあるんだけど、動きのテンポ感でちょうど良い加減になっている。絶妙。

・中村圭吾人気で相対的にヒールっぽくなってしまった上野勇希。実際、あんまりヒールっぽい動きが似合わない。反面、勝俣瞬馬はうまくハマっていた。

・サウナカミーナはサウナでつながっているユニットだから、チーム内にベビーとヒールが共存していてもおかしくないのかもしれない。

・ピンポイントで蛇界入りしたHARASHIMA。

・あんまりこういうことするイメージ無かったけど、たぶん彼なりの蛇界的なムーブが徹底している。実際、別人のようだった。

・須見和馬がかわいそうなことになっている試合は大体おもしろい。

・後半戦はトーナメント二回戦。試合順に違和感。

・他に実績のある選手はいくらでもいるのに、若手二人がメイン。将来的な世代交代を見据えている感じ。

・遠藤哲哉の足が見るからに痛そう。クリス・ブルックスはその足を集中して攻撃する。定番と言えば定番。

・逆転の展開も作れないことはないだろうけど、どうにもならんものはならんという試合があってもいいと思う。

・大社長のひき逃げが成功しているのを初めて見た。

・樋口和貞と石川修司の試合が今大会のベストバウト。同じ意見の人は多いと思う。

・頭突き合戦という世にも危険な仕掛け合いが始まって、石川選手がいいリズムで次につなげようとしたところを、そのテンポを崩してまで、もう一度頭突きというイカれた試合運びをする樋口選手。

・全体的に押していたのは石川選手のほうだったけど、ほとんど唯一のタイミングで流れを奪った瞬間だった。

・カリスマもいいけど、樋口選手ほとんど同郷(オホーツク出身)だったので引き続き応援したい。

・メインはTo-yにとって試練だった。MAOは格上が格下を叩き潰すようなわかりやすい試合にしてくれなかった。見ようによっては一回戦のクリスより厳しい。

DDT「KING OF DDT~20th Anniversary~2nd ROUND」神奈川・横浜ラジアントホール 2024.5.11

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クシシュトフ・キェシロフスキ監督『デカローグ』第10 話 ある希望に関する物語

2024-05-17 15:43:23 | DVD・VHS・動画など

 

2024/5/17

父親の遺品から高額の切手が出てきたことをきっかけに、息子兄弟が取得条件の厳しいある切手を手に入れようとする話。

兄は家庭を持つ会社員風で、弟は根無し草のミュージシャン。対照的兄弟は好み。

お互い人生うまくいかないこともあるし、大した交流もなかったけど、兄弟仲は悪くない。

お兄さんが時々板尾創路さんに見える。

借金もあるし、切手なんてさっさと売ってしまうかと思ったら、兄弟は父のコレクションを売らない決意をする。不自然な感じはなかったけど、うまく理由を言語化するのが難しい。

兄の常軌を逸した選択とその顛末は悲惨としか言いようがないのに、見ているとちょっとニヤニヤしてしまうバランス感覚がこの回のキモだった。

解説によるとミュージシャンの弟は冒頭で十戒を否定する歌詞の歌を唄っていたそうだ。

教えに従順なだけではないというところで第一話と最終話がきれいにつながっていた。

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DDT「KING OF DDT~20th Anniversary~1st ROUND」東京・後楽園ホール ARCHIVE DDT 2024.5.5

2024-05-13 22:17:49 | DVD・VHS・動画など

2024/5/7

・ダークマッチ。あの秋山準でこんなに笑えるのか。

・秋山選手、DDTの正式所属になっていることを見た後で知ったけど、それにしても。

・最初のところだけで止められてよかった

・直前の札幌大会を見たばかりなので、松井レフリーのしらじらしさが際立つ。

・ポイズンJULIE澤田選手ほんとに久しぶりに見た。

・オーソドックスなプロレスの攻防に呪文を加えることで飛躍的にバリエーションが増える。

・場外ダイブを呪文で自爆させるところ。

・あんなにヒヤヒヤしない電流爆破バットはない。

・人間換算の年齢的には信じられないくらい動いている。ほんとに人間ではないのではないか。

・それなのにピュアな一面もあってかわいらしすぎる。

・王者上野勇希と社長高木三四郎。勝敗より、どんな試合になるのか楽しみな組み合わせだった。

・プロレスの会場で階段落ちは初めて見た。堅そう。

・試合を見ていても上野選手はやっぱりいい人だった。

・なにかとザワザワさせる選手が多いDDTにおいて、古風な風貌の樋口和貞を見ていると安心する。顔の各パーツが大きくて舞台映えする。

・石川修司との前哨戦のときの表情も良かった。

・遠藤哲哉が男色殺法を受け切っていた。プロレスラーの美学的な意味で見事だった。覚悟のバーニングスタープレスもよかった。

・高木選手や男色先生みたいなベテランが、かつて格下だった若手に対して奇襲を仕掛けている。栄枯盛衰を感じる。

・澤田選手、大社長、男色先生と対戦する若者たちが、それぞれ相手の土俵に全力で飛び込んでいる。

・試合後の男色先生。あんだけヤンチャしていたのに、マイクでは恰好つける。そして実際にかっこいい。

・笑いが取れるだけでもすごいことなのに、そっちもいける。振り幅。

・松井レフリーの気絶ぶりが職人芸の域。

・クリス・ブルックスの入場曲がかっこいい。

・格上がしっかり強くて怖い。そして試合後はやさしい。このギャップで好きにならない人はいるんだろうか。

・実況席の谷真理佳さん。タレントさんなのに、コメントが的確で反応も早い。たしかにゲストではなくゲスト解説だった。

DDT「KING OF DDT~20th Anniversary~1st ROUND」東京・後楽園ホール 2024.5.5(有料)

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