観劇三昧:全国学生演劇祭「第3回:元気の極み 『せかいのはじめ』」
2018/5/20
自分がいつから始まっているのか自問自答する話。
ストップウォッチを首からさげた舞台監督風の女性が客席からそのまま舞台に移動して「世界の始まり」から語り始める。
そのうち、この演劇作品自体も始まっているのかどうか自問自答し始める。
語り口も聞き取りやすく体の使い方も安定している。
映像や音楽の使い方も無理がない。
多くの訓練や調整を重ねたえらく手間のかかった作品だというのはわかる。
内容的には強い表現欲求をそのままぶつけられた感じ。
何回か見たり後から調べたりすれば表現したいことがわかるのかもしれないけど、そこまでの欲求はわかず。
わからないと言ったらバカにされそうなタイプの作品ではあるけど、わかりにくい作品はわからせようとしていないんだから気に入ったお客さんだけわかろうとすればいいんだと思う。
■作品情報(観劇三昧HPより引用)
公演時期 2018/02/24
上演時間 00:37:16
■出演者:中尾多福
■スタッフ :
脚本・演出:中村奏太
舞台監督・演出助手:キャメロン瀬藤謙友
照明:宮崎遥河
音響・映像制作:増田涼太
舞台監督補佐:吉田優真、森田歩
映像オペ:栗林昌輝
宣伝美術:天野瞳
■あらすじ
ここ、ロームシアター京都は2016年にリニューアルオープンしたそうです。私は1998年に生まれました。この演劇祭は今年で第3回目だそうです。……いつか終わりは来るのかな。私はこの劇場で、この演劇祭で、演劇をする。わたしはそうして生まれ、そうして死ぬ。せかいのはじめ。
--第3回全国学生演劇祭 Aブロック上演作品--
大阪短編学生演劇祭 推薦:元気の極み(大阪府立大学×大阪大学×神戸大学)