遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

PROJECT Fe『群読 あめ』

2022-06-23 01:06:00 | 観劇三昧

観劇三昧:

群読 あめ

大樹のもとに集まり、祈りを捧げる人々。やがて雨が降り始める。

演劇動画配信サービス「観劇三昧」

 


2022/6/18

詩の群読。5分位なのですぐ見終わる。

ロケーションがいい。場所はハノーバー庭園というところ。

パッと見は普通の公園で、遠くに一般の人と思われる通行人も映っている。

真ん中に立派な樹があって、出演者が祈りを捧げるように幹に触れ、群読が始まる。

パフォーマンスによって、普通の風景が普通ではなくなっていく感じが楽しい。

ちょっと『ドライブ・マイ・カー』のワンシーンを思い出す。

出演者は九人。

それぞれに個性があるんだけど、リズミカルなぶん、変に感情を乗せるより、あまり感情を出さずにフラットに語ってい人のほうが見やすかったような。

演者の配置や動き、ちょっとした仕草の調整がたくさん必要になるので、こういうタイプの作品をたくさん経験すると演出の腕がつきそう。

 

《詳細》(観劇三昧HP/作中テロップ)

■原詩
 山田令次「あめ」
 
■場所
 ハノーバー庭園 

■公演日時
 2021年6月26日15時公演

■キャスト
石田晴香
井田真裕
大迫海樹
角西陽向
西島悠希
濵田昴亮
原田海妃
松陰未羽(グンジョーブタイ)
村下美紗

■スタッフ
構成・演出・振付:恵南牧
撮影・編集:三井宏文
協力:宮川愉可(INAGO-DX)・総合学園ヒューマンアカデミー広島校

■あらすじ
大樹のもとに集まり、祈りを捧げる人々。やがて雨が降り始める。

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アントニオ・トゥーブレン監督『ゾンビの中心で、愛をさけぶ』(2018年)

2022-06-22 22:46:32 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

2022/6/22

ゾンビが大量発生した街で離婚寸前の夫婦がマンションに立てこもる話。

邦題がひどい。もっと何とかならなかったのかと思う一方、変に意識の高いタイトルだったら、そもそも見ようとしなかったかも。

緊急事態に際して二人の本性みたいなものが表出する。

二人にとっていい方向にも悪い方向にも作用する。そのズレが楽しい。

夫婦が徐々に絆を取り戻していくのは予想通りだけど、その過程が丁寧。

ゾンビ相手に何やってるんだと思うけど、ちゃんと後々の展開に生きてくる訓練、準備、そしてトラブル。

ウィンドウズとマックの話で嫌がらせするのくだらなくて好き。

話の大部分がマンションの一室なので、びっくりするくらいゾンビが出てこない。

予算無かったんだろうなとは思うけど、倦怠夫婦モノとゾンビの掛け合わせ方が巧みで、正直、いい温度感で楽しかった。

二人がチャレンジした、過去を乗り越えるための方法も、いろいろと転用できそう。

(U-NEXT)

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アンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー』

2022-06-18 22:27:11 | 読書感想文

 

 

2022/6/18

研究者くずれの学校の先生が、半ば強制的に地球の危機を救うプロジェクトに参加させられる話。

愛聴するラジオ番組で、帯文含め、予備知識なしで読んだほうがいいと勧められる。

読み終わってから問題の帯文を確認。やっぱり知らずに読んでよかった。

主人公はポジティブでユーモアを忘れない。

自分は全然科学に詳しくないけど、主人公は人間の知恵を信じているからこそ、そんな姿勢を崩さないでいられるということは伝わってくる。

同じ作者が原作小説を書いた映画『オデッセイ』もそんな感じだった。

たしかにアメフトのヘイルメアリーパスをSFにしたら、こんな感じの設定になりそう。

敗者に残された蜘蛛の糸とも言える。

どうしても後半の展開の話をしたくなるけど、ネタバレなしで楽しい作品なので、ここで書くのもはばかられる。

とりあえず、地球パートのストラットさんのその後が気になった。

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ジョセフ・コシンスキー監督『トップガン マーヴェリック』

2022-06-17 13:57:30 | 演劇を見てきた

2022/6/14

・IMAXで見る。平日昼間なのに席が埋まっていた。

・優秀な戦闘機乗りであるマーヴェリックが、死んだ親友の息子らとともに困難な任務に赴く話。

・前作は見ていない。それでも高揚するオープニングのテーマ曲。かっこいい。

・とはいえ、評判がものすごくよいぶん、前半の部分でちょっと不安になる。(おそらく)前作からの因縁や人間関係がうまく整理できない。

・とりあえず、マーヴェリックとルースターだけ見ていればいいとわかって、他にも目が行くようになった。

・戦闘機に関する基礎知識がないので、どこまでがリアルでどこからが荒唐無稽なのかがよくわからないけど、とにかく迫力がものすごい。

・自分は安全快適な旅客機にしか乗ったことがないけど、冒頭の高速飛行テストだけで、いかに別世界なのかがわかる。

・ドッグファイトはレールのないジェットコースターみたいなものだから、どうやって空間を把握して進路を決めているのか理解が追い付かない。

・画面酔いしやすい体質なのに、わけがわからなさすぎて一切酔わなかった。

・訓練のとき、二機の間を下からえぐるように抜けていくシーンって、訓練でやることじゃないような。画面映えものすごいけど。

・自分だったら、どんなに若くても、訓練していても、あの橋脚の隙間をくぐるときに死んでると思う。

・話の展開的にそこでつまずくことは絶対にないからこそ、「ミスは許されない」と変に感情移入してしまう。

・戦闘機の世界最先端ってアメリカだと思っていたけど、必ずしもそうではないんだろうか。

・身もふたもないけど、今回の任務も将来的には無人機のほうが正確にこなせそうな感じがしないでもない。

・短期間でチームをまとめなきゃいけないときに、あえてビーチで遊んでみる。こういう判断は大事。

・自分でやるのか後輩に任せるのか、行ったり来たりしている感じが、おそらくトム・クルーズの現在の立ち位置とも重なっている。

・空中戦ではものすごいことやってるのに、二階の窓から落ちて恋人の娘に見つかってるところが急にコメディっぽくて、ほっこりした。

(ユナイテッドシネマ札幌)

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