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⑫携挙について

2021-02-22 00:07:48 | 携挙

そして、あなたがたが知っているとおり、彼が自分に定められた時になってから現れるように、いま彼を阻止しているものがある。

不法の秘密の力が、すでに働いているのである。ただそれは、いま阻止している者が取り除かれる時までのことである。Ⅱテサロニケ2:6-7

 

6今、彼を抑えているものがあることは、あなたがたも知っているとおりです。それは、定められた時に彼が現れるためなのです。 

7不法の秘密の力は既に働いています。ただそれは、今のところ抑えている者が、取り除かれるまでのことです。 Ⅱテサロニケ2:6-7

 

反キリストが現れるのを、“阻止している・抑えている”のは誰なのか? と、正体についての論争が、携挙のタイミングにもかかわっています。

正体の候補としては、ローマ帝国、大天使ミカエル、悪魔、神、教会、地上の政府、福音伝道 など、様々な説があります。

艱難前携挙説を信じる人たちは、阻止する者が教会=キリスト教徒=聖霊 だと考えます。 Ⅱテサロニケ2:6-7 に書かれているのは、 

「今、阻止している教会が携挙で取り除かれた後に、反キリストが現れる」ことだと信じています。

私も、阻止しているものが、 “教会”なのかどうか色々考えてみました。

 

長いキリスト教の歴史の中で、阻止しているものは“ローマ帝国”だという説が一番多かったようです。 であれば、仮に現代のローマ帝国はどこなのか?というふうに考えてみました。

そして、ローマ帝国 ≒ 現代の米国では?と思ったので、検索してみると、“抑えているものは米国だ”という 説も存在しました。 

(今、反キリストを抑えているものが、国や政府であって、必ずしも霊的な存在でなくてもよいという考えもあります。)

現在、米国が世界の覇権の中心ですが、米国が覇権を牛耳っているため、反キリストが支配していく世界政府の樹立が現在、抑えられている という解釈です。

実際、米国を弱体化し4分割する計画があると聞いてます。米国は聖書の中のミステリーバビロンという説もあり、米国の覇権がC 国に移動して行く可能性は大です。

 

“抑えているもの”の話に戻りますが、私は、それは 大天使ミカエル のことかも?とも推測し始めました。

また、悪魔自身だという説も可能性ゼロではない気がします。

 

ある時、抑えているものが“教会”であるという説について、疑問が湧きました。

なぜなら、ローマ帝国時代の反キリストとたとえられる皇帝ネロの台頭と迫害を、クリスチャンたち(聖霊)が “阻めなかった”“抑えれなかった”のは、どうしてなのかという疑問が湧きました。

ちなみに、ネロの名前はゲマトリアで666になるようです。ネロの霊が復活して反キリストになるという説もあるほどです。

聖霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制 とあり、また聖霊は神様の想いを知らせて下さるのだと私は理解していますが、

聖霊が、悪魔や反キリストを抑えれる役目があるかどうか?には疑問を感じます。もし、そのような強力な力が聖霊にあるなら、天使がクリスチャンを護る必要はありません。

私たちは、聖霊を宿していても、自分自身の罪と闘うのさえ手こずります。

神やイエスと三位一体である聖霊は、悪魔を抑えたり闘えたり出来るとに違いない!と、一見、考えてしまいそうですが、どうでしょうか? 

水は、まるで三位一体のように、氷や水蒸気へと形を変えます。 しかし、水の上でスケートは滑ることは無理で、氷が必要です。雨が降った後、水(雨)は水蒸気として蒸発します。洗濯するのには水が必要であり、氷では選択できません。

神様も霊の存在なので、霊のままでは人間の目に見えません。神様は、この世に来るため、イエスとして受肉してから現れました。 イエスは復活後、天に昇る時、この世から不在になる代わりに、私たちの心に聖霊を残して下さいました。

神様とイエス様と聖霊様で、それぞれ役割が違うのではないかと感じます。 ですので、果たして、聖霊が反キリストを抑えれる力を備えているのでしょうか?

 

そして、こういう説明もありました:

Paul told them that the apostasy had to happen first and then the restrainer had to be taken out of the way before the Day of the Lord could come. Only then could the Son of Perdition be revealed with all lying signs and wonders from Satan. And that is why Paul was admonishing them saying, “I told you these things and you know what restraineth.

Obviously then, it was not the Church that restrained the Antichrist because the Church was still around. If they believed the Church was the restrainer they had nothing to worry about because they could just continue with their restraining. So the restrainer was not them. It was someone that Paul had already told them about.

パウロは、“主の日が来る前に、先ずアポスタシー(背教)が起こり、“抑えているもの” が取りさられると教えています。その後、不法の者(反キリスト)が悪魔から力をもらい、不思議な印や奇跡を行い始めるというのです。

だれがどんな事をしても、それにだまされてはならない。まず背教のことが起り、不法の者、すなわち、滅びの子が現れるにちがいない。Ⅱテサロニケ2:3

そして、あなたがたが知っているとおり、彼が自分に定められた時になってから現れるように、いま彼を阻止しているものがある。 Ⅱテサロニケ2:6

不法の秘密の力が、すでに働いているのである。ただそれは、いま阻止している者取り除かれる時までのことである。 Ⅱテサロニケ2:7

そうであれば、“教会”(聖霊)が反キリストを抑えているとは、考えれません。なぜなら、パウロの時代に教会は存在し、教会が抑える力があるのなら、存在しているだけで抑え続けれるので何も心配する必要はないのです。   

あなたがたが知っているとおり” とあるのは、パウロが信者に以前から話に出していた、教会以外の他のものなのです。

ここで、目に留めるべきは、6節の阻止しているものと、7節の阻止している者の字が違います。阻止している“もの” と 阻止している “者”と表現されています。 前回、ギリシア語の冠詞の話をしましたが、6節は中性名詞、7節は男性名詞になっているようです。 

わたしは、神 ・ 悪魔 ・ 大天使ミカエル の内の誰か 2人が、6 説の阻止しているもの と 7節の阻止している者 のどちらかに、当てはまるのではないかと考えました。

阻止しているもの(阻止している者)について、通常は英語の冠詞には性別の区別がつかないので、 “the restrainer ” とだけしかなく、コイネ・ギリシア語を学んでない限り、別物だとは思ってない人もいると思われます。

もちろん、ギリシア語のこれらの箇所が曖昧で、別物なのかもハッキリわかりませんが、6節と7節で、名詞の性別が違っているというのは確かです。

 

ここでパウロは、前者の「抑えているもの」” 

でワード検索をすると、検索結果の上部に、終末・黙示・抑制 というタイトルの PDF が現れます。

Ⅱテサロニケ の“抑えているもの”(the restrainer) について書かれています。

アウガスティヌス、カール・シュミットなどの見解についての短い論文のようなものが読めます。

これを読めば、この“抑えているもの”についての正体を理解するのは、かなり厳しいことが推測されます。

単純に、“抑えているもの”が教会(聖霊)だと言い切ってよいのかが問題です。

そして、艱難前携挙説を信じるアメリカ人たちが、ギリシア語の冠詞の性別の違いに気付いているか謎です。

Ⅱテサロニケの の“抑えているもの”(the restrainer) の冠詞の違いについて、米国人が説明している動画を見たことががありません。

英語訳は、the とあるだけなので、何も気付いてない人が大半だと思われます。

 



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