聖書のエゼキエル38、39章の戦争がいつ起きるかについて、続きを書いてみました。
2週間ほど前、エゼキエル38、39の戦争が、どの時代のいつ起こるのか、可能性のある様々な説を紹介しました。
私自身、ブログを書きながらコレといった答えが判らなくなってきました。
❝神様~ 調べてたら余計に判らなくなってしまいました…収拾がつかなくなって困りました…❞(;^_^A
と、救援を求めました💦
その時、1つだけ読み忘れていた記事が目の前に開いていました。
気になりスグ読んだところ、なんとも、その記事のおかげで答えがクリアになりました!
記事を読んだ後、エゼキエル38、39の戦争は同じ戦争のことについて書かれており、終末時代の最後におきる確信が強まりました。神様は、答えを用意して下さっていたのですが、私が読み忘れていただけでした…(*‘∀‘)💦
今日は、それについて説明します。
エゼキエル38と39から、大きなヒントとなる言葉を拾ってみました。注意深く読むと、エゼキエル書には、時間の目印となる表現が存在していました。
まず、エゼキエル38章18-19節を読むと、「ゴグがイスラエルの地に侵入するのと並行して、神の怒りによって大地震が起きる」とあります。 ゴグが侵攻するのと「同時に」、神の怒りが起きます。 また「その日」という記述も大事な点です。
英語と日本語の複数の翻訳を参考にしてみて下さい。どの翻訳も、同時に、その日に 起きるというような理解が出来ます。英語訳においても、「at the same time」「on that day」 「in that day」と、同時に、その日に 起きる と書かれています。
<エゼキエル38:18-20>
しかし主なる神は言われる、その日、すなわちゴグがイスラエルの地に攻め入る日に、わが怒りは現れる。わたしは、わがねたみと、燃えたつ怒りとをもって言う。その日には必ずイスラエルの地に、大いなる震動があり、海の魚、空の鳥、野の獣、すべての地に這うもの、地のおもてにあるすべての人は、わが前に打ち震える。また山々はくずれ、がけは落ち、すべての石がきは地に倒れる。エゼキエル38:18-20
ゴグがイスラエルの地を襲う日、まさにその日に、と主なる神は言われる。わたしの憤りは激しく燃え上がる。 わたしは熱情と怒りの火をもって語る。必ずその日に、イスラエルの地には大地震が起こる。海の魚、空の鳥、野の獣、地の上を這うすべてのもの、および地上のすべての人間は、わたしの前に震える。山々は裂け、崖は崩れ、すべての城壁は地に倒れる。 エゼキエル38:18-20
だが、おまえがイスラエルを滅ぼそうと攻めて来る時、わたしの怒りは燃え上がる。 その日には、わたしはねたみと激しく燃える怒りとで、イスラエルに大地震を起こそう。 すべての生き物は、あまりの恐ろしさに、わたしの前で震え上がる。山々は倒れ、崖はくずれ落ち、城壁は粉々に壊れる。エゼキエル38:18-20
ゴグがイスラエルの地を攻めるその日、—神である主の御告げ—わたしは怒りを燃え上がらせる。わたしは、ねたみと激しい怒りの火を吹きつけて言う。その日には必ずイスラエルの地に大きな地震が起こる。海の魚も、空の鳥も、野の獣も、地面をはうすべてのものも、地上のすべての人間も、わたしの前で震え上がり、山々はくつがえり、がけは落ち、すべての城壁は地に倒れる。エゼキエル38:18-20
And it shall come to pass at the same time when Gog shall come against the land of Israel, saith the Lord GOD, that my fury shall come up in my face. For in my jealousy and in the fire of my wrath have I spoken, Surely in that day there shall be a great shaking in the land of Israel; so that the fishes of the sea, and the fowls of the heaven, and the beasts of the field, and all creeping things that creep upon the earth, and all the men that are upon the face of the earth, shall shake at my presence, and the mountains shall be thrown down, and the steep places shall fall, and every wall shall fall to the ground. Ezek. 38:18-20
This is what will happen in that day: When Gog attacks the land of Israel, my hot anger will be aroused, declares the Sovereign Lord. In my zeal and fiery wrath I declare that at that time there shall be a great earthquake in the land of Israel. The fish in the sea, the birds in the sky, the beasts of the field, every creature that moves along the ground, and all the people on the face of the earth will tremble at my presence. The mountains will be overturned, the cliffs will crumble and every wall will fall to the ground. Ezek. 38:18-20
But on that day, the day that Gog shall come against the land of Israel, declares the Lord God, my wrath will be roused in my anger. For in my jealousy and in my blazing wrath I declare, On that day there shall be a great earthquake in the land of Israel. The fish of the sea and the birds of the heavens and the beasts of the field and all creeping things that creep on the ground, and all the people who are on the face of the earth, shall quake at my presence. And the mountains shall be thrown down, and the cliffs shall fall, and every wall shall tumble to the ground. Ezek. 38:18-20
And it shall come to pass at the same time when Gog shall come against Admat Yisroel, saith Adonoi Hashem, that My hot chemah (fury) shall be aroused. For in My kina (jealousy) and in the eish of My evrah (wrath) have I spoken, Surely in that day there shall be a ra'ash gadol (great earthquake) in Admat Yisroel; Ezek. 38:18-19
<エゼキエル39: 6-8>
次に、エゼキエル39章6-8節を読むと、「これ/それ/このこと が来る、成就する/到来する/実現する」とあります。
「これ/それ/このこと」とは、何のことでしょうか?
「これ/それ/このこと」とは、神が前々から「何度も話の中で伝えていたあの日」「以前から語っていたあの日」のことです。告知していた「審判の日」のことです。神が予告していた「神の怒りの日」「裁きの日」「主の日」のことです。
エゼキエルのこの箇所を読むと、ゴグが攻め入る時に、神が怒られるという神様の明確な宣言があります。この日が「主の日」のことです。
こちらも、英語と日本語の様々な翻訳を参考にしながら読んでみて下さい。
わたしはゴグと、海沿いの国々に安らかに住む者に対して火を送り、彼らにわたしが主であることを悟らせる。わたしはわが聖なる名を、わが民イスラエルのうちに知らせ、重ねてわが聖なる名を汚させない。諸国民はわたしが主、イスラエルの聖者であることを悟る。主なる神は言われる、見よ、これは来る、必ず成就する。これはわたしが言った日である。エゼキエル39:6-8
わたしは、火をマゴグと海岸地方に安らかに住む者たちに送る。そのとき、彼らはわたしが主であることを知るようになる。 わたしは、わが民イスラエルの中にわが聖なる名を知らせる。わたしはわが聖なる名を二度と汚させない。そのとき、諸国民はわたしが主であり、イスラエルの中の聖なる者であることを知るようになる。このことは到来し、実現する、と主なる神は言われる。それは、わたしが語った日である。エゼキエル39:6-8
わたしはマゴグと、島々に安住している者たちとに火を放つ。彼らは、わたしが主あることを知ろう。わたしは、わたしの聖なる名をわたしの民イスラエルの中に知らせ、二度とわたしの聖なる名を汚させない。諸国の民は、わたしが主であり、イスラエルの聖なる者であることを知ろう。 今、それは来、それは成就する。—神である主の御告げ— それは、わたしが語った日である。エゼキエル39:6-8
わたしは、マゴグや沿岸地域に安住しているおまえの同盟国すべてに、火の雨を降らせる。その時、彼らもわたしが主であることを知る。こうして、わたしの民イスラエルの間に、わたしの聖なる名を知らせよう。わたしの名があざけられるようなことは、二度とさせない。諸国の民も、わたしがイスラエルの聖なる神、主であることを知る。審判の日は必ずくる。わたしが予告したとおりに、すべてのことが起こる。エゼキエル39:6-8
And I will send a fire on Magog, and among them that dwell carelessly in the isles: and they shall know that I am the LORD. So will I make my holy name known in the midst of my people Israel; and I will not let them pollute my holy name any more: and the heathen shall know that I am the LORD, the Holy One in Israel. Behold, it is come, and it is done, saith the Lord GOD; this is the day whereof I have spoken. Ezek. 39:6-8
I will send fire on Magog and on those who live in safety in the coastlands, and they will know that I am the Lord. I will make known my holy name among my people Israel. I will no longer let my holy name be profaned, and the nations will know that I the Lord am the Holy One in Israel. It is coming! It will surely take place, declares the Sovereign Lord. This is the day I have spoken of. Ezek. 39:6-8
I will also send fire on Magog and on those who live securely in the coastlands; and they will know [without any doubt] that I am the Lord. I will make My holy name known in the midst of My people Israel, and I will not let them profane My holy name anymore; and the nations will know that I am the Lord, the Holy One of Israel. Behold, it is coming and it will be done, says the Lord God. That is the day of which I have spoken. Ezek. 39:6-8
イザヤ書 ~ 2ペテロの手紙まで、「主の日」に関して23回、言及されています。神様は、何度も何度も「主の日」について話題にされていました。
ですから、上記のエゼキエル38、39の預言の中で、神が ❝どの日❞のことを語っておられるかというのは、間違いなく❝主の日❞についてです。
ということは、ゴグマゴグが侵入した日と同時に、「主の日」が起こることが読み取れます。
ですので、エゼキエル38、39戦争は、「主の日」とほとんど同時 (少し前)に起きる 出来事であり、 艱難時代の後半あたりで起きる出来事であると解釈しました。
ただし、ディスペンセーション主義の人たちは、艱難時代7年全期間を「主の日」と解釈しているので、彼らは、❝艱難時代7年の前にエゼキエル38,39戦争が起こる❞という理解を持つ人が多々です。
私のようにディスペンセーション主義でない者は、イエスが再臨され裁きの日である「主の日」と密接した時期にエゼキエル38,39の戦争が起こると考える人が多々です。
正式には、以下はすべて同じことを示しています。
❝主の日❞ (the day of the Lord)
❝神の怒りの日❞ (the day of God’s wrath)
❝裁きの日❞ (the day of judgement)
❝イエスの再臨❞ (the second coming of Jesus Christ )
※ディスペンセーション主義者は、上から3つは、全て7年間という長期間。
彼らは、イエスの再臨が艱難時代7年に入る前と艱難時代の最後に2回あると信じています。1回目はイエスが空の途中まで(空中まで降りて来る中ぶらり再臨)&2回目は地上まで降りて来て地面に足がつく再臨、という説明をされます。
聖書には、再臨と 再再臨があるなど、複数の再臨があるとは書かれていません。足がつかない戻りと、足がつく戻りなどという差別化された記述は存在していません。
再臨は1回のみです。1回目は2000年前にこの世に来られ、2回目は再臨(セカンド・カミング)のみです。
再臨の始まりは❝主の怒りの日❞の開始です。まず、再臨が起こり、そこから ❝ハルマゲドンの戦い❞へと突入します。ハルマゲドンの戦いも 主の怒りの一部であり、クライマックスの出来事となります。